「季節」～花春のこだわりvol3～

会津若松市神指町の弊社所在地は、すぐ脇を大川（阿賀川）と湯川が流れ、周辺を田畑に囲まれた自然豊かな場所です。 南北に広いエリアで、昔は北会津郡に属し、神指村という村でした。 地名『神指』の由来は、『新編会津風土記』によると平安時代前半の860年頃、源融の家来の秦氏がこの地に来て、山王権現の安住の地を探していたところ、夢の中に老人が現れて、指を差し「ここより北の林の中に香木があるので、村人に開墾してもらい、安住の地にしなさい」とあったことから、香指と呼ばれるようになり、その字が神指となったといわれています。

会津盆地の気候は、夏は気温・湿度ともに高く、冬は積雪が多いことで知られています。 1～2月には気温も氷点下の日が幾日も続く極寒を迎えます。

四季がはっきりと分かれ寒暖差の激しい気候と、積雪が多いため水が豊富であることは稲作に最適です。 美味しい米と、美味しい伏流水、極寒で澄んだ空気の冬は、酒造りにも最適な環境です。 美味しい酒を醸す条件がこの会津には揃っているのです。