わちふぃーるど「森のささやき」誕生のお話

森の中で穏やかに佇むダヤンのおなじみのイラスト「森のささやき」 潤いのある森の風景がとても印象的です。 このイラストはどのようにして生まれたのでしょうか。

猫のダヤンの作者、池田あきこさんがボルネオ島を訪れた時、豊かな森が猛スピードで失われていく現状を知り、強い衝撃を受けたそうです。しかし、 ボルネオ島自体の知名度が低いこともあり、世間の人々に興味を持ってもらうが出来なかったのです。

それを打破したのが、ボルネオ島の熱帯雨林をモチーフにして描かれた「森のささやき」でした。 このイラストを見た雑誌編集者は心を動かされ、雑誌で特集が組まれたことをきっかけに、 世間の人々の関心も高まり保全活動が活発になりました。 また、それと共に絵本がグッズも発売され、 さらに世間に知られるところとなりました。 このイラストは、 池田あきこさんのボルネオの森への想いと、 みんなに伝えたい切実な想いが詰まったイラストだったのですね。

それから長年に渡り、クラウドファンディングやイベントなどで活動は継続され、着々と森の保全範囲が広がっています。 長く育まれてきた森の動物や植物の営みを、より多く保てるように 私たちも出来ることをしていきたいです。

このような想いが詰まった「森のささやき」 たくさんの人に影響を与えただけあって、 ダヤンが森で佇む姿は、 見ているだけで私たちも温かな気持ちにしてくれます。 そして、忙しい日常で忘れそうな大切なこと、 も思い出させくれます。 目にするたびに心豊かに過ごせる、 そんな素敵な「森のささやき」誕生のお話でした。