チューブレスを始めるには何が必要? チューブレスに必要なものについて
公開日:2024/10/22 更新日:2024/11/15チューブレスレディとはチューブが必要のない仕組みのタイヤで、
タイヤの内側にシーラントという液体を入れて空気が逃げない構造がされています。
大きな特徴は、パンクに強い事、走行性能が上がることです。
パンクしても多少の穴なら内部のシーラント液が自動的に塞いでくれます。
たとえ釘を踏んでも一気に空気が抜けることなく少し走り続けることができて落ち着いて対処しやすいです。
空気圧を低くすることができ、乗り心地もよくなります。
自転車のタイヤにも種類があり、大きくクリンチャー、チューブレスに分けられます。
実はチューブレスの中にも種類があります。
チューブレスとチューブレスレディの2種類があり、
現在チューブレスと呼ばれているものはチューブレスレディを指すことが多いです。
クリンチャーは、
タイヤの中にチューブが入っている従来のタイプです。
チューブが必要になります。
チューブレスは、
タイヤの内側にエア保持層を備えています。
チューブおよびシーラントが必要ありませんが、他のタイヤに比べて重くなっています。
「TL」「UST」など記載されることもあります。
チューブレスレディは、
エア保持層が薄い、またはエア保持層が無いため、
気密性を保つためのシーラントの使用が前提になります。
その代わり軽く、柔らかく、装着しやすい特徴があります。
チューブが必要ありませんし、チューブレスより軽いです。
「TLR」「TLE」などと記載されることもあります。
・パンクに強い
チューブが無いのでリム打ちパンクが起こりません。
釘を踏んでも急激に空気が漏れにくいです。
シーラント液で多少の穴なら自動的に塞いでくれます。
・走行性能が上がる
空気圧を低くして使用することが出来、衝撃を吸収しやすくなり乗り心地がよくなります。
タイヤとチューブの変形によるエネルギーロスが無くなり走りが軽くなります。
転がり抵抗の低減、グリップ力向上、走行性能が上がるとされています。
・タイヤの取り付けが難しい
物理的に取り付けが難しいです。シーラント液の注入、リムの掃除も必要になります。
・シーラントの管理が必要
シーラント液は揮発するため、3ヶ月から半年ほど定期的に補充する必要があります。保管も揮発しないよう注意が必要です。
・パンク修理が複雑
シーラントで塞がらない場合はタイヤを外して対応する必要があり、シーラントで汚れる恐れもあります。
修理用ツールの使用方法を知っておく必要があります。
・チューブレスタイヤ
・チューブレスホイール
・チューブレスリムテープ
・チューブレスバルブ
・大容量ポンプ
・シーラント
・パンク修理用アイテム
(1)タイヤを外す
タイヤとリムの接地面にキズが付くと空気漏れの原因になります。
可能なかぎり工具は使用せず手作業で行うのが好ましいです。
手作業が難しい場合は、設置面積が大きく負荷を減らすよう作られた専用の工具を使用しましょう。
(2)掃除する
リムの内側、ビード部、バルブ付近を掃除し、古いシーラントを取り除きます。
異常が無いかをチェックし、変形や劣化があれば交換します。
(3)タイヤをはめる
可能なかぎり工具は使用せず手作業で装着するのが空気漏れを防ぐコツです。
またホイールとタイヤの相性によりますが、チューブレス専用のポンプが
あるとビードが上がりやすく楽です。
(4)シーラント注入
注入前に一度空気を入れタイヤの馴染み出しをします。
これをしないとシーラントを注入した時余計隙間から漏れ惨事になります。
空気を抜いてもう一度ビードを落とします。
シーラントを規定量いれたら、バルブコアを着けず一気に空気をいれます。
加圧していくと「バチンッ」とビードがあがって嵌み込んだ状態になっていきます。
バルブコアを付け、規定圧までいれ振ったり回転させたりして、
シーラントを全体にいき届かせ漏れ等チェックします。
清掃して、1~2日置いて漏れ具合をチェックして完了です。
空気を定期的に入れましょう。
シーラントは揮発してしまうため、3か月~半年ほどで定期的に補充しましょう。
長期間タイヤを保管する場合は取り外して保管しましょう。
小さな穴の場合はシーラントで自動的に塞がります。
シーラント液が漏れ出しているところが穴になるので、穴を下にすることで
重力でシーラントが集まりより早く塞げます。
多少の穴はチューブレス用パンク修理用アイテムやパッチでふさぎます。
応急措置として従来タイヤのようにインナーチューブを入れることも出来ます。