車のコーティングは、車のボディやガラス、ホイール、ヘッドライト、レザーなど、車の内外装表面に薄い被膜を張ることで、車の外観や保護性能を高めるカーケア方法です。
コーティングには、次のようなメリットがあります。
・塗装面の色あせや変色を防ぐ
・傷や汚れから車を守る
・艶や輝きを長期間持続させる
・洗車、メンテナンスを楽にする
車にあったコーティング剤を選んで、いつまでもピカピカの愛車を保ちましょう。
現在、世界には様々なワックスやコーティング剤が存在します。
その効果も様々で施工性、耐久性、艶、撥水性など、製品によって得意分野も異なります。
例えば、
簡単施工で艶と撥水を実現する簡易コーティング。
最終仕上げや軽度の汚れ落としもできるクイックディテーラー。
独特の濡れたような深い艶が魅力のカーワックス。
最新素材のグラフェンコーティング。
硬化型で優れた耐久性を誇るセラミックコーティング。
などがあります。
コーティング施工で大事なことは正しい知識と施工、そして何より洗車や研磨で下地をしっかり綺麗に整えることです。
この機会にご自身の手で愛車にコーティングを施工してみてはいかがでしょうか。
簡易コーティング剤は簡単なスプレー施工で撥水や保護を実現するコーティング剤です。
既に施工済みのコーティングのトップコートとしても使用できるので、メンテナンス剤として使用するのもおすすめ。
耐久性はそこまで高くありませんが、それ以上に施工のしやすさが魅力です。
洗車初心者の方にもおすすめのコーティング剤です。
クイックディテーラー(QD)はコーティング施工車などのメンテナンスとして使用できるフィニッシャーです。
QDというジャンルは幅が広く、製品の特徴がそれぞれ違うので、ブランドの考え方を理解した上で購入されることをおすすめします。
軽度の汚れ落としやトップコート、乾燥補助など、商品によって様々な性能を持っています。
こまめに洗車をされる方であれば、非常に使いやすい製品が多いので、自分に合ったQDを見つけてくださいね。
カーワックスは固形、ハンネリ、液体と様々あり、アプリケーターやタオルを使用して塗布します。
多少施工が大変ではあるものの、その濡れたような深みのある艶は、他のコーティング剤では出せない魅力です。
特に天然カルナバ配合のワックスは、クラシックカーなどの旧車にも安心して使用でき、深い艶と高光沢の仕上がりで、愛用者も多い商品です。
グラフェンコーティングは強度が高く、耐久性にも優れた最新のテクノロジーです。
グラフェンとは炭素原子が網目のように六角形に結びついてシート状になっている素材で、極めて薄く、軽くてしなやかで、ダイヤモンド並みの強度を持ちながら柔軟に折り曲げる事も可能です。
そんなグラフェンをコーティング剤に配合することで、耐久性、撥水、紫外線保護、防汚性など、多くの性能をあわせ持つ、プレミアムコーティング剤に仕上がります。
セラミックコーティングは塗布することで、塗装と硬化結合し保護や機能性を付与するコーティング剤です。
ガラスの主成分である二酸化ケイ素(Sio2、シリカ)をベースにし、塗布した表面と結合して水分を通さない硬い層を形成します。
アプリケーターなどを使用して薄く均一に施工する必要があり、施工後数時間は硬化のため、水に濡れないようにするなど、施工環境も重要になってきます。
また施工前の下地処理も仕上がりを左右する重要なポイントです。
施工技術は必要ですが、長期間の耐久性と優れた保護性能が最大の魅力です。
近年では施工を簡単にした、簡易セラミックコーティング剤も出てきているので、初めての方はそこからチャレンジしてみるのもいいかもしれません。