ここでは、はじめてジンを選ぶ人におすすめの、王道かつ失敗しにくいモデルを紹介します。
■ Sinn 556シリーズ
視認性の高いコックピットの計器に着想を得たシンプルかつスタイリッシュな3針モデル。厚さも控えめで着用感が良く、「ジンらしい」として人気の高いモデルです。
■ Sinn 104シリーズ
クラシカルな回転ベゼル付きのパイロットウォッチ。視認性はした設計でかつ日付・曜日表示もついてツール感と美しさのバランスが魅力。
■ Sinn U1シリーズ
ジンのダイバーズモデルの代表格。ドイツ製潜水艦の特殊鋼鉄を使用し、耐傷性がありながらも回転ベゼルを搭載してダイバーズウォッチとしての確かな実用性も備えています。
型番で見るジンのモデル傾向
数字やアルファベットで見分けにくいジンの型番ですが、大きくは3つに大別されます。
<Instrument Watches>
コックピットの計器にインスパイアされたsinnの精神をもったスタンダードライン。主に3針モデルがここに該当します。
<Diver / Navigation Chronograph>
パイロットとして現場で使える機能を盛り込んだ本格プロユースライン。
<Diving Watches>
U1シリーズをはじめとしたダイバーズウォッチライン。防水性、対傷性など海での実践でも通用する機能が盛り込まれています。
そして皆さんが躓かれるのがモデル名・型番です。
一例を取ると「103.B.SA.AUTO」というように省略された文字の羅列で分かりにくいのが難点です。
ただ、公式からの発表ではないものの歴代のモデルを見ると下記のような傾向があります。
① 「103」→モデル名。Sinnでは番号がそのままモデル名となります。ここから後述する仕様により分岐していきます。
② 「B」→ケース素材。「B」の場合はステンレスケース。同じように「TI」と書いてあるとチタンケースが当てはまります。
③ 「SA」→風貌素材。SAは風防にサファイアグラスを使用しているものです。
④ 「AUTO」→ムーブメント方式。自動巻ムーブメントの意味としてAUTO。
一例を取ってみても上記のようになります。