羽毛布団は自宅で洗える？

羽毛布団は自宅で洗えるものもありますが、 適切な方法でお手入れしないと羽毛が飛び出てきたり、側生地が傷んでしまうことがあります。 このページでは、 ・自宅で洗える布団と洗えない布団の違い ・自宅で洗えない布団が汚れたら？ についてご紹介します。 正しい方法で大切な布団をケアしましょう！

そもそも羽毛布団は自宅では洗えないものだと思っていただいた方が長持ちします。 ＜洗えないのはなぜ？＞ １）羽毛の油分 羽毛は油分でコーティングされてふんわり感が保たれています。洗剤で洗うことで油分が剥がれ、劣化しやすい素材です。 ２）側生地の密度 目に見えない隙間からも飛び出してくる羽毛をしっかり閉じ込めておく羽毛布団の側生地は、密度の高い生地で作られています。 洗うことで細かく折り重なっていた繊維がまとまってしまい、羽毛がすり抜ける穴を作ってしまう原因にもなります。 ３）側生地の摩擦 家庭用の小さい洗濯機では、側生地と洗濯槽が擦れ合い、傷んだり、薄くなってしまうことがあります。ご自身で洗濯する場合はふとん用の洗濯機・乾燥機のあるコインランドリーのご利用がおすすめです♪ それでも定期的に洗えると嬉しい！ 毎日使うお布団だからこそ、そう思いますよね。 次に、洗えるお布団と洗えないお布団と洗える環境の見極め方をご紹介します。

・洗濯表示に「洗濯機可」「手洗い可」と書かれている ・販売時にウォッシャブル素材と謳われていた羽毛布団 ・家庭用洗濯機の容量が十分にある（シングル7kg以上・ダブル10kg以上） ・大型乾燥機を使える環境が整っている ★キルティング加工があり、羽毛が偏りにくいので安心です！

・洗濯表示に「家庭での洗濯禁止」のマークがある ・側生地がシルクやレーヨンなどデリケートな素材 ・家庭用洗濯機では容量不足で洗えないサイズ ・乾燥機を使えない環境（自然乾燥では羽毛がダマになる） ★キルティング加工がない場合は、羽毛が洗濯時に偏りやすいので要注意です！

自宅で洗える布団でも、しっかり乾燥させないと羽毛が固まり、ふっくら感がなくなってしまいます。 また、雑菌が繁殖しやすく、カビの原因にもなりますので、しっかり乾かしてから使いましょう！ 布団乾燥機やコインランドリーの大型乾燥機の活用がおすすめです！

自宅で洗えない羽毛布団が汚れてしまったら、 クリーニングやリフォームを活用することで、清潔な状態を保つことができます。 ・軽い汚れやニオイが気になる場合 → クリーニング ・長年の汚れや側生地の傷み・温かさ・重みが気になる場合 → リフォーム 汚れの状態に合わせて、適切なお手入れ方法を選びましょう。

「洗いたいけれど、自宅で洗うのは不安…」 という場合は、無理に洗わず、プロの手に任せるのが安心です。 自宅で洗えない布団はクリーニングやリフォームを活用することで、 清潔に長く使い続けることができます。 大切な羽毛布団を長く快適に使うために、 適切なお手入れ方法を選んでみてくださいね。