お茶の味が変わる！深蒸し煎茶の正しい淹れ方とポイント

知覧茶専門店 お茶の茶和樹 です。 今回は、知覧茶の専門店がおすすめする「深蒸し煎茶の美味しい淹れ方」をご紹介します。 ちょっとした工夫で、普段のお茶が驚くほど美味しくなります。 普段からお茶を飲まれている方はもちろん、「茶葉から淹れるのは初めて」という方も、ぜひ試してみてください。

用意するもの ・湯呑み（人数分） ・急須 ・茶さじ あると便利なもの ・タイマー

お湯を十分に沸騰させます。一度沸騰させたお湯を冷ますことで、煎茶に適した温度（約70～80℃）に調整できます。 ■ワンポイント■ 煎茶は温度が命！！知覧茶本来の味わいを楽しむには、約70～80℃のお湯を使うことがとても重要です。水道水を使う場合、しっかりと沸騰させることで、カルキが抜けて、お茶本来の香りが際立ちます。

急須に茶葉を入れます。目安として、茶葉の量は１人あたり約３g（ティースプーン１杯程度）が適量です。 ■ワンポイント■ 好みにもよりますが、できるだけたっぷり入れて茶葉を十分に浸出させるのが、おいしくなる秘訣です。仮に一杯分だけ淹れる場合、一人分（３g）だけだと、お茶本来の味が出にくくなってしまいます。一人分だけ淹れる場合・濃いめが好きな場合は、茶葉を多めにして調整することをおすすめします。

お湯を湯呑みに注ぎ、適温になるまで冷まします。急須の容量や人数に応じてお湯の量を調整しましょう。 ■ワンポイント■ 湯呑みに入れるだけで、沸騰したお湯の温度が10度下がります。また、湯呑みに入れることで、お湯の量が足りているかどうかの目安にもなります。

お湯を急須に注いだら、急須のフタを閉じて約1分間蒸らします。この時間でお茶の旨味と香りが引き立ちます。 ■ワンポイント■ 適温（約70～80℃）のお湯を注ぐことで、お茶の渋みが少なくなり、知覧茶本来の味を楽しむことができます。

湯呑みにお茶を注ぎます。複数人分を注ぐ場合は、湯呑みに少しずつ交互に注いで、味を均一にするのがポイントです。

急須からお茶を最後の一滴まで注ぎきります。これにより、茶葉が次の淹れ直しで渋くなるのを防ぎ、凝縮された旨みが味わえます。

知覧茶の豊かな香りと旨みをゆっくりと味わいながらリラックスしたひとときをお楽しみください。 二煎目を淹れるときは、お湯の温度をやや高めにして、蒸らし時間は約30秒ほどでOKです。

■ワンポイント■ 二煎目までがおいしくいただける目安ですが、すぐ捨てるのはなんだかもったいない気がしますよね。三煎目以降も、お茶の有効成分は残っています。暖房器具を使うことの多い冬の時期は、実は水分不足になりやすい時期でもあります。定期的にお茶を飲むことで喉をうるおすことができ、風邪などの予防策にもなります。寒いこの季節、ぜひ普段から温かいお茶を飲んでお過ごしください。 ※品種によって、おすすめの淹れ方は少しずつ変わってきます。また、茶葉の量や温度、抽出時間によって味は変化します。いろいろな淹れ方を試してみて、好みのお茶の味を探してみてくださいね。