環境に優しいことを実行したくても、こんな風に感じたことはありませんか?
・自分一人が変えても何も変わらないと思う。
・自分の生活で何を変えたら環境負荷が減らせるか分からない。
・本当に環境に優しい製品なのか不明。
・今の生活から不便にならないか不安。
・高いから買えない。
きっと同じ様に感じている方が沢山いらっしゃると思います。
私もその一人でした。
そんな私の気持ちを変えてくれたのが、ニュージーランド発 固形バーブランドの“エティーク”です。
“エティーク”は私に海洋プラスチック問題を教えてくれ、エシカルな製品≠使い心地が悪いではないと伝えてくれました。
毎年800万トン=ジャンボジェット機5万機相当ものプラスチックが海に流れ出ているというのをご存知でしたか?
プラスチックごみの多くは河川や河口などから海に流れ込み、海の生態系に甚大な影響を与えています。
更に、日本におけるプラスチック梱包包装の1人あたりの廃棄量は世界2位という多さ。
日本では焼却処分しているので、まさか自分たちのゴミが海に流れていると想像できないかもしれませんが、ゴミ貿易を実施しているので、輸出先の国で適正に処理されなかったゴミが海に流れ出て、細かくなったプラスチック(マイクロプラスチック)は海洋動物や海鳥を傷つけ殺しているのです。
更に、海洋生物だけでなく私達人間も1週間に5g、およそクレジットカード1枚分ものプラスチックを食べていると研究結果で明らかになっています。
そして、血液や胎盤、臓器に蓄積しているのも明らかになっています。
このペースでいけば、2050年には魚の数よりプラスチックの数が上回ると言われています。
プラスチックリサイクル率9%と言われている現代では、この様な問題を解決するには、どうリサイクルするか?ではなく、プラスチックを減らす事が大切です。
なぜなら、便利・安価さと引き換えに、負の遺産を背負わされているのは、動物と未来の子供たちだからです。
(Photo: Burke Museum/Flickr (CC BY-NC 2.0))
私たちからみるとプラスチックゴミに見えますが、しかし海鳥から見ると餌に見えてしまうんですね。
なぜかというと、海鳥は嗅覚が発達しており、その匂いで餌を探しているんです。
プラスチックからプランクトンが放つ磯の匂いがしてきます。
その事により、海鳥はプラスチックを餌だと勘違いして、子育ての時期はヒナのために一生懸命集めて食べてしまうのです。
上記の写真は実際にアホウドリの胃から出てきたプラスチックです。
お腹をすかせた子供達の待つ巣に戻った親鳥は、胃の中に入った食べ物を吐き出して子供に与えます。
このときに,プラスチックも一緒に子供の口に移っていきます。
コアホウドリを含むミズナギドリ目のヒナでは,胃に溜まったプラスチックを吐き出すことができず、胃袋にプラスチックが溜まっていくと本物の餌が食べられなくなり、栄養失調や脱水症状を起こします。
待っているのは餓死だけです…。
こんな悲しいことが起きているのを知って、今でも涙がでてきます。
そしてこのプラスチックは日本から出たプラスチックも沢山あります。
プラスチックリサイクル率9%と言われている現代では、この様な問題を解決するには、どうリサイクルするか?ではなく、プラスチックを減らす事が大切です。
エティークは、プラスチックにより海洋汚染に心を痛めた、当時大学生だったブリアン・ウエストが2012年に設立したブランドです。
プラスチックボトルを無くす為に、髪と頭皮に必要なものだけを配合し、固形化。
環境への影響を最小限にする為、原料はサスティナブルな方法で生産されているものを厳選して使用し、石油化学製品やパーム油は使用していません。
海外だけでなく日本でもその功績が認められ様々な賞を受賞しています。