お花の材料とコサージュ

お花・・・ 野に咲く小花 蜂や蝶が飛び交い　ほらそこに　赤と黒のてんとう虫も・・・ 庭に咲く花　室内を彩る花　結婚式の花々　お洋服につける花 自然の美しさを　もっと身近に感じるために ・・・お花を手作りします♪

お花の材料は・・・大きく生花の材料と造花の材料に分かれます 当店ではほぼ造花の材料になります （染料など一部取り扱っておりません） フローラテープ　ワイヤーなど生花・造花の共通資材もあります 造花材料は「花材屋さん」「手芸屋さん」「お花屋さん（生花）」の一部が取り扱っています （※オアシス　コンポート　バスケットなどの生花アレンジ用資材　ブリザーブドフラワーなどは当店では取り扱っておりません）

【ちょっと振り返って・・・】 昭和の高度成長期前　欧米からフラワーアレンジメントが入ってきました これまでの生け花から　新しいスタイルの生花の飾り方が導入されたのです これまで剣山を使っていた生け花と違って　フラワーアレンジメントは生花をオアシスにさします 華道と異なった自由な作風が喜ばれました 結婚式が洋式になるのに伴って　新婦が持つブーケ　新郎がつけるコサージュも目に留まるようになりました そのころからアートフラワー（造花）も盛んになりました アートフラワーは　糊のついた白い布を花びらの形にカットし　染色して　こてを当て立体的に組み立てます 飯田深雪先生はその第一人者といえるでしょう

たくさんの需要を賄うために　大量生産の造花も出てきました 大量生産といっても　すべては　一枚一枚の花びらを組み立ててゆく手作りなのです

【卒業式　入学式のコサージュについて・・・】 昭和30年代以降　卒業式 入学式に　お母様方は一様に　色無地の着物の上に黒い羽織を羽織っていました 新潟県十日町市などが「黒羽織」の代表的な産地でした その後　式に洋服で参列するようになってからは　お母様方はスーツにコサージュをつけるようになりました 造花のコサージュはかなり高価なものでしたが　流行に伴ってスーパーでも販売されました 現代ではお祝いのコサージュは子供たちもつけます もともと　簡素な記章をつけていたのですが　華やかさを求めて　造花のコサージュになったのです

【コサージュ作成のポイント】 フォーカルポイントとなるお花を1輪決めます 大きなお花なら　1輪でコサージュになります 中程度から小さめのお花は　周囲に小花　リーフ　チュール　リボン　などをあしらって　華やかにします レース　フェイクパール　ラインストーン　ビーズなどを入れるとさらに豪華になります それぞれが重ならないように　バランスに気を付けます 裏面にコサージュピン（安全ピンなど）を取り付けます 胸につけることから　フィットするよう裏を平らにして　正面の形を整えて完成させます 楽しいですよ！

※コサージュピン～ 待ち針の形をしています　お洋服をすくい　コサージュを挟み　お洋服をすくいます 生花のコサージュにも使います ※ブローチピン～ 中央の二つの穴にワイヤーを通して使います ※安全ピン～ ワイヤーを丸い穴に通して取り付けます　小ぶりのコサージュは安全ピンが使いやすいです ※ブローチピン＆ヘアクリップ～ 大きめにコサージュにグルーガンで貼り付けます 髪飾りにもなります！

【豆知識】 フローラテープ（フローラルテープまたはフラワーテープともいいます）の扱い方 「フローラテープ」はお花の茎の針金を巻くテープです セロテープのように貼り付けるものではありません 紙に特殊な加工で油分をしみこませてあります 親指と人差し指の腹で抑えて伸ばしながら　ワイヤーをくるくる回して巻き下ろします 最後は指でちぎるか　はさみでカットして　テープの上にしっかり巻き抑えて圧着します ポイントは　めいっぱい　”伸ばす！”　です 伸ばさないと粘着力が出ません 後ではがれたりするので要注意です もちろんフローラテープにボンドはいりません ボンドまたは糊でとめるのは　「紙テープ」です コストを安く抑えたい場合は　紙テープがおすすめです

材料が揃っている手作りキットもあります