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UPSはどこのメーカーを選べばいい?

公開日:2024/09/27 更新日:2024/10/03
地震や台風、落雷などの自然災害によって停電が起こることは珍しいことではありません。停電が起きると、常時動かしているシステムがダウンしたり、HDDのデータが破損してしまったりなどのトラブルも起こり得ます。そういったリスクを低減させるため、UPS(無停電電源装置)の導入をおすすめします。
UPSを導入するメリット
1. 落雷などの異常状態が起きたとき、送配電線路に瞬間的に過電圧・過電流が発生することがあります。こういった状態(サージ)から電子機器を守ります。 2. 急な停電が起きたとき、NAS、ハードディスクなどで処理中のデータ損失やファイル破壊を防ぎます。 3. 停電が起きたとき、一定時間作業を継続できます。 2の停電等が起きたケースでは、安全にPCやサーバーなどの機器をシャットダウンするためにバックアップ電源を供給します。一般的に電源を供給する時間は5~10分程度ですので、停電が長時間に及ぶ場合UPSだけでしのぐことはできません。 それでもUPSを用いるメリットがあるのは、突然に電源が落ちることで機器の中にあるデータが損失したり、ハードディスクが破損したりといった被害から守られるからです。 UPSは、システムが安全にシャットダウンし、電気が戻るまであるいは発電機が起動するまでのつなぎとして利用するものです。 もし、大きな自然災害が起こりにくく、停電はまず起こらない地域であったとしても、実は気づかないだけで瞬低・瞬停と呼ばれる数秒~1分程度の地震が起きていることもあります。主に送電線への落雷が原因ですが、その他、電線上に大雪が積もったり、鳥が巣をつくったりということから瞬低・瞬停が発生することもあります。 UPSを備えておけば、このような電源事故が起きても安心です。 設置には特別な工事は不要で、PCやサーバーなどの機器とコンセントの間にケーブルで接続するだけです。 在宅業務でも使える小型のUPSもあるため、導入は容易です。これ1つあれば、停電が起きたら、給電がUPSからの給電に瞬時に切り替わります。
▶小型・在宅向きのUPSで迷ったらコレ!
UPS主要メーカー
【シュナイダーエレクトリック】 180年を超える歴史をもつフランスの企業。UPS関連では、APCブランドのUPS本体をはじめとして、電源管理ソフトウェア、UPSアクセサリーなどをラインナップしています。 ITビジネス情報メディアを運営する株式会社BCNが主催する「BCN AWARD 2024」のUPS部門でシェア49.6%を達成し、9年連続15回目の1位を獲得しています。 また、Amazonの「無停電電源装置の売れ筋ランキング」でも、1位~3位がシュナイダーエレクトリック製品です(2024年6月現在)。 【オムロン ソーシアルソリューションズ】 体温計や血圧計など健康用品でおなじみのオムロングループは、京都に本社を置く1930年創業の大手電気機器メーカー。 体温計や血圧計などでおなじみのヘルスケア製品や、産業向け制御機械システム、電子部品などを展開しています。UPSを製造しているのは、グループの中のオムロン ソーシアルソリューションズ。 エネルギー関連、鉄道/交通関連、遠隔監視/モニタリングなどのソリューションを製造しています。オムロン ソーシアルソリューションズのUPSも、各種ECサイトの上位にランキングしています。 【サイバーパワー】 電源保護装置やコンピューターアクセサリー分野のメーカーとして1997年に設立。UPSや各種ラック、PDU(電源分配ユニット、電源インバーター、サージ保護装置、モバイル充電器など電源関連に特化した製品を展開しています。 アメリカとヨーロッパを中心に、ディストリビューターと販売店は100か所以上。日本での一般的な知名度は高くありませんが、安価でコストパフォーマンスが高いUPSを製造していると評判です。 他に三洋電機、三菱電機などがあります。
各社UPSを表で比較!
上記で紹介したメーカーの中から、低価格帯の製品もラインナップしている3社のUPSを表で比較してみましょう。
① 出力波形 UPSから供給される電力は、波形になっていますが、その波の形状によって正弦波、矩形波などと呼ばれています。 ● 正弦波:海の波のように滑らかで連続的なカーブを描く波形です。安定した出力を保ち、家電や精密機械に用いられます。コストが高いのがデメリット。 ● 矩形波:角張った波形で、ノイズが発生しやすいというデメリットがあります。反面、低コストで製造できるため、安価な電気機器に用いられます。UPSでも、低価格帯の製品に採用されています。 ② 給電方式 UPSの給電方式には、常時インバータ給電方式、ラインインタラクティブ方式、常時商用給電方式があります。 ● ラインインタラクティブ方式:常時商用給電方式と基本構造は同じで、AVR(自動電圧調整)機能が付いています。トランスを経由して常に出力電圧をAC100Vに近づけるように調整します。OA機器やサーバーなどに向いています。 ● 常時インバータ給電方式:電源からの電力をインバータ経由で出力し、それと同時にバッテリーの充電を行います。電源のノイズを取り除き安定した給電ができます。サーバー、ストレージ、産業機器などに向いています。 ● 常時商用給電方式:電力会社から供給された電力をそのまま出力し、それと同時にバッテリー充電を行います。電源の異常が生じてからバッテリー給電に切り替える際に、瞬断が起こることもあり、一般的なPCやサーバーなどの機器では問題ありません。 各メーカーからさまざまなUPSが出ていますが、初めての導入の場合や、どのような仕様に注目して購入すべきか迷う時は、大手メーカーかつ信頼性・普及率の高いUPSでまずは検討するのがおすすめです。
まとめ
・停電で大切なデータやハードディスクの破損を防ぐためにUPS導入が大切 ・UPSの二大メーカーはシュナイダーエレクトリックとオムロン ソーシアルソリューションズ ・シュナイダーエレクトリックのUPSは低価格帯のものでも、自動電圧調整機能付き