粒が大きく、水少なめで炊くとややしっかり目の粒感がある口当たりになります。
一方、標準的な水量で炊くと浸漬時間なしでもけっこう柔らかくなりました。
精米の癖によるものなのか、個体差なのか、それとも品種自体の特徴か分かりませんが、糠のような青臭い香りがあります。
ただし、玄米のように食べにくい臭さというわけではありません。
味に関してはどちらかというとたんぱくです。
近年の新品種やブランド米は口に入れてすぐに強い甘みを感じるものが多いように思いますが、そういったお米と比べるとずいぶん控えめな印象を受けます。
白米単体で味わうよりも、丼物や混ぜご飯と相性が良いのでしょうか。
普通量の水で炊くと柔らかくなるということは水分を吸いやすいということでしょうから、特に炊き込みご飯に向いているのかもしれません。
追記
お米の炊き方を変えるとずいぶん印象が変わったのでそれも書いておきます。
まず青臭い匂いですが、洗米の回数を増やすとやわらぎました。
決してガシガシ研いだわけではなく、優しくかき混ぜただけです。
次に食感ですが、標準よりも1割程度水を少なくして炊いたところ、粒立ちがしっかりしてやや硬さを感じられました。
味も標準的な水量のときよりも甘く感じられました。