関ケ原町は岐阜県の西端に位置し、北は伊吹山を主峰とする伊吹山地、南は鈴鹿山脈に囲まれています。平野部でも海抜100m〜200mの高低差があり、変化の多い地形が特徴で、東西8.1km、南北12.5kmの町です。
中山道、北国街道、伊勢街道と、三つの街道が出合う東西の結節点であったこの地には、古くは日本武尊に縁の地であったり、壬申の乱の舞台となるなど、日本史に登場する重要人物たちの物語が多く残されています。
壬申の乱の後に置かれた不破関を境に、「関東」「関西」の呼称が使われるようになったとも言われ、関ケ原には、言葉や食など様々な分野で東西文化が混在する姿が見られます。なかでも、当時の主だった戦国武将が相まみえた「関ケ原合戦」は、一人ひとりの武将の心の葛藤に得も言われぬ物語があります。
関ケ原はまさに「戦国(終焉)の聖地」といえるでしょう。