LANケーブルは、インターネットやネットワーク機器をつなぐために欠かせないアイテムです。しかし、「どれを選べばいいの?」「違う種類のケーブルを一緒に使っても大丈夫?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、LANケーブルに関する豆知識をわかりやすく解説します!📡✨
💡 結論:混在OK!ただし、最も低いカテゴリのケーブルに通信速度が制限される
LANケーブルには互換性があるため、異なるカテゴリのケーブルが混在していても通信は可能です。しかし、注意したいのは 通信速度の制限 。
例えば、「CAT6」と「CAT5e」 のケーブルを混在させると、ネットワーク全体の速度は 「CAT5e」の最大通信速度に制限 されます。高速通信を活かすなら、できるだけ統一したカテゴリのケーブルを使うのがおすすめです。
🔹 単線(長距離向き)
✔ 内部の8芯すべてに太い銅線を使用し、安定した通信が可能
✔ 耐久性が高く、長距離の配線に適している
❌ ケーブルが硬く、曲げて使うのには不向き
🔹 より線(短距離・取り回し重視)
✔ 細い銅線を束ねた構造で、柔らかく取り回ししやすい
✔ 狭いスペースや配線の取り回しが多い場所に便利
❌ 単線よりも安定性はやや劣るため、長距離の配線には不向き
🔎 どっちを選ぶ?
長距離(10m以上)&安定性重視 → 単線
短距離(5m以下)&取り回し重視 → より線
ANケーブルの中には、「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」の2種類があります。用途に応じて使い分けましょう!🖧
🔹 ストレートケーブル(一般的な接続用)
✔ 銅線がストレートに配線され、両端のピンの並び順が同じ
✔ ルーター・HUBとパソコンなど異なる機器を接続する際に使用
🔹 クロスケーブル(機器同士の直接接続用)
✔ 銅線がクロスに配線され、両端のピンの並び順が異なる
✔ パソコン同士を直接つなぐ際に使用
※以前は、HUB同士の接続にはクロスケーブルが必要でしたが、最近のHUBは 「AUTO-MDIX機能」 を搭載しており、ストレートケーブルでも接続可能な場合が増えています。
「あとちょっと長さが足りない…」そんなときは 中継アダプタ を使えばOK!🔌
💡 延長方法
長いLANケーブルに交換する
中継アダプタを使う(接続するケーブルと同じカテゴリを選ぶこと!)
「既製品だと長さが合わない」「コストを抑えたい」という場合、LANケーブルは自作可能 です!🛠️
特注品は高価になることが多いですが、自作すれば必要な長さに合わせてカットできるので コストを抑えられる というメリットがあります。
屋外のネット回線を 部屋の中に引き込みたい…でも壁に穴を開けたくない! そんなときに便利なのが 「すきま用LANケーブル」 です。🚪
💡 すきま用LANケーブルの特徴
✔ 窓やドアの隙間を通せる薄型ケーブル
✔ 工事不要で、賃貸でも安心して使える
「配線が難しい!」と諦めていた方も、すきま用LANケーブルを活用すればスムーズにネット環境を整えられます。
LANケーブルは、種類や用途を理解することで、より快適なネット環境を構築できます。🔍
✅ カテゴリの異なるケーブルは混在OKだが、最も低いカテゴリの速度に制限される
✅ 長距離なら単線、短距離&取り回し重視ならより線
✅ ストレートケーブルとクロスケーブルの違いを理解して使い分ける
✅ LANケーブルは中継アダプタで延長できる
✅ 必要な長さに合わせてLANケーブルを自作できる
✅ 壁に穴を開けずに屋外から屋内へLANケーブルを引き込める「すきま用LANケーブル」も便利
適切なLANケーブルを選んで、快適なネット環境を整えましょう!💻🚀
✅無線LAN
無線通信を利用するので、ケーブルなしでインターネットに接続する方法。
✅有線LAN
LANケーブルで、機器を繋ぐことでインターネットに接続する方法。
✅通信速度・伝送速度
1秒間にどれだけ速くデータを通信(送信)できるか。単位は「bps(ビーピーエス)」で、値が大きくなるほど速くなる。
✅周波数
交流の電波が、周期的に波のように変化する現象が1秒間に何回繰り返されるか。単位は「Hz(ヘルツ)」。
●伝送帯域
データ送信時の最小周波数と最大周波数の幅。広いほど1秒間に送信できるデータ量が多くなる。
✅光回線
光ファイバーを利用したインターネット回線。電磁派の影響を受けないので、電話回線よりも高速でノイズを受けにくい。
✅シールド加工
芯線をアルミホイルなどのシールドで覆うなどして、電磁波や外部ノイズへの耐性を高める処理。主にCat7以降で使用する。
✅クロス配線
LANケーブル内部の複数の銅線が交差した配線。パソコン同士を直接接続することができる配線方法。
✅ルーター
テレビやパソコン、ゲーム機など、複数のデジタル機器の異なったネットワークを相互に接続する機器。
✅NAS
Network Attached Storage(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)。ネットワークに直接接続するHDD。
✅モデム
パソコンやスマホのデジタル信号と電話回線のアナログ信号を相互変換する機器。
✅AUTO-MDIX変換
ストレートケーブルとクロスケーブルを自動で判別して、それに合わせた信号を出す機能。配線ミスによる通信トラブルを回避できる。