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玉川酒造「越乃雪蔵」「越後さむらい」ー全国屈指の豪雪地の酒蔵

公開日:2025/02/08 更新日:2025/02/17
玉川酒造 – 全国屈指の豪雪地の酒蔵
玉川酒造は、新潟県魚沼地域に位置し、創業から約400年の歴史を誇る老舗の酒蔵です。豊かな自然に囲まれた環境の中で、清らかな雪解け水と厳選された米を使用し、伝統の技を守りながら酒造りを続けています。 酒蔵見学も可能で、蔵の歴史や製造工程を学びながら試飲を楽しむことができます。 玉川酒造は、自然の恵みと職人の技を活かし、新潟の風土を感じられる一杯を提供し続けています。
寛文十三年(1673年)、冬の厳しい雪が降り積もる中、家督を継いだばかりの目黒五郎助は、二人の従者を伴い、清酒製造の許可を得るために糸魚川へと向かいました。松之山を越え、北国街道を進み、約八十里の道のりを経て、藩主松平候から念願の御墨付きを授かります。嬉しさに胸を躍らせながら、五郎助は会津街道を通り守門村へと戻っていきました。その道は現在の国道252号線にあたります。 こうして玉川酒造の歴史は始まり、以来340年以上にわたり、新潟の地で酒造りを続けてきました。積雪がもたらす豊かな水、厳しい寒さが育む醸造技術、そして何よりも五郎助の志を受け継ぐ蔵人たちの情熱が、今も変わらず息づいています。 平成元年(1989年)には、歴史と伝統をより多くの人に伝えるため、酒蔵見学施設「越後ゆきくら館」を開設。古くから受け継がれてきた酒造りの技や歴史を体感できる場として、多くの人々に親しまれています。 雪国・新潟の風土と共に歩む玉川酒造は340年の時を超えて、これからも歴史を紡ぎ続けます。
伝統と革新が織りなす唯一無二の技術
340年以上の歴史と、新潟の豊かな自然に育まれた秘境の地での酒造り。玉川酒造は、長年培われた技術と独自の挑戦を重ねることで、唯一無二の酒造りを続けています。 革新的な商品開発 玉川酒造は、伝統的な日本酒造りにとどまらず、多彩な酒造りに挑戦してきました。発泡性のある酒、甘口や低アルコールの酒、そして雪中貯蔵といった独自の貯蔵技術を活かした酒造りを展開。また、梅酒や生姜リキュール、コーヒーリキュールなど、日本酒の枠を超えた革新的な酒造りにも積極的に取り組んでいます。さらに、日本酒の成分を活かした「ゆきくら化粧品」の開発にも着手し、酒造りの可能性を広げ続けています。 ワイングラスで楽しむ日本酒 – 世界市場への挑戦 玉川酒造は、海外市場、特にニューヨークを視野に入れた商品開発を進めています。日本酒を「ゆったり嗜む」だけでなく、「軽やかに楽しむ」という新たな価値観を追求。ワイングラスでの飲み方に適した酒を生み出し、世界に向けた新しい日本酒文化を提案しています。この取り組みは、日本国内でも高く評価され、今では玉川酒造の人気商品のひとつとなっています。 観光と地域活性化 – 「越後ゆきくら館」の開設 1989年、玉川酒造は観光施設「越後ゆきくら館」を開設。酒造りの伝統や歴史を体験できる施設として、多くの人々に愛されています。さらに、1990年からは酒蔵見学を本格化し、来場者数150万人を超えるなど、地域の観光資源としても重要な役割を果たしています。 雪中貯蔵 – 雪国ならではの唯一無二の熟成技術 玉川酒造の最大の特徴のひとつが雪中貯蔵です。1989年に建設された雪中貯蔵庫は、年間を通じて温度2度、湿度90%に保たれる自然の貯蔵庫。通常の冷却タンクとは異なり、雪の力だけで温度管理を行うため、振動やムラがなく、酒が冬眠状態となることで、まろやかで奥深い味わいに仕上がります。さらに、タンク貯蔵ではなく瓶貯蔵を採用することで、新酒の透明感と香りをそのまま保ちながら、円熟した味わいを実現。 伝統を守りながらも、常に革新を続ける酒蔵 340年以上にわたり、守り続けてきた伝統。その一方で、独創的な商品開発や革新的な酒造り、世界市場への挑戦、観光資源としての発展など、新たな可能性を追求し続ける玉川酒造。ここでしか生まれない唯一無二の酒を、これからも育み続けます。
豪雪の地の恵みが生む、極上の酒造り環境
玉川酒造が位置する新潟県魚沼市守門地区は、日本屈指の豪雪地帯として知られています。特に冬の厳しさは圧倒的で、積雪は4~5メートルにも達し、蔵の建物の2階部分を超える高さになることもあります。春になっても雪が残り、周囲には雪の壁がそびえ立つほどです。 しかし、この厳しい自然環境こそが、玉川酒造の酒造りにとってかけがえのない恵みとなっています。 清冽な雪解け水が生み出す仕込み水 守門岳をはじめとする越後の山々に降り積もった雪は、春から夏にかけてじっくりと溶け出し、長い年月をかけて地層に磨かれた天然の伏流水となります。この水は、ミネラル分が程よく含まれた軟水で、日本酒造りに最適なまろやかで繊細な味わいをもたらします。 極寒の気候がもたらす理想の発酵環境 酒造りにおいて、発酵をコントロールする温度管理は非常に重要です。守門地区の冬は気温が氷点下まで下がり、蔵の内部も低温に保たれます。この冷涼な環境は、酵母がじっくりと働くのに最適で、雑味のない洗練された酒質を生み出す要因となります。また、空気中の雑菌が繁殖しにくいため、純粋な酒造りが可能になるのです。 魚沼の米と守門の自然が織りなす最高の酒造り 守門地区は、全国的に名高い魚沼産コシヒカリの産地でもあります。この地の米は、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候によって、デンプン質が豊富で大粒に育ちます。酒造りに適した良質な米が地元で手に入ることも、玉川酒造の酒が格別な味わいとなる理由のひとつです。 豪雪地ならではの貯蔵技術 – 雪中貯蔵 この地ならではの恵みを最大限に活かしたのが、雪中貯蔵という独自の熟成技術です。雪に包まれた貯蔵庫は年間を通じて2℃の低温・90%の湿度に保たれ、日本酒をまるで冬眠させるように熟成させます。この環境は、通常の冷蔵タンクとは異なり、酒に余計な負荷をかけることなく、まろやかで奥深い味わいを引き出します。 自然の恵みと職人の技が織りなす極上の日本酒 守門の豪雪と、そこから生まれる清冽な水、そして気候が育む最高品質の米。これらの恵みを活かしながら、玉川酒造は340年以上の歴史の中で磨き上げた職人の技で、唯一無二の日本酒を造り続けています。厳しい自然がもたらす豊かな恵みこそが、玉川酒造の酒を格別なものにしているのです。
更新日04/0804/0104/07集計