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王紋酒造「王紋」「市島」ー日本初の女性杜氏を生んだ蔵は観光蔵としても名高い

公開日:2025/02/11 更新日:2025/02/17
王紋酒造の紹介
王紋酒造は、新潟県新発田市にある歴史ある酒蔵です。寛政の時代(1790年代)に創業し、200年以上にわたって酒造りを続けてきました。伝統を大切にしながらも、新しい技術や発想を取り入れ、高品質な日本酒を造り続けています。 酒造りには、新潟の豊かな自然が育んだ酒造好適米と、新発田の清らかな水を使用し、すっきりとした口当たりと繊細な味わいが特徴の日本酒を生み出しています。看板銘柄「王紋」をはじめ、多彩なラインナップを展開し、多くの日本酒ファンに愛されています。 また、酒蔵見学や試飲体験も実施しており、日本酒の魅力をより深く知ることができます。地域に根ざしながらも、国内外へとその魅力を発信し続ける王紋酒造の日本酒を、ぜひ味わってみてください。
王紋酒造の起源は、約420年前の慶長3年(1598年)に遡ります。この年、加賀大聖寺から新発田藩に移封された市島家が新発田に移住しました。市島家は、薬問屋や酒造、金融、回船業を営む商業家系で、特に荒れた沼地が多かった新発田の蒲原平野を開拓し、地域の大地主へと成長しました。最盛時には4800町歩もの土地を所有し、その名声は全国に広がりました。この市島家が、現在の王紋酒造の前身となります。 市島家が酒造りを始めたのは、1790年代、寛政年間のこと。初代の市島秀松は、宗家から分家し、創業当初は「諏訪盛」として新発田で酒造りをスタートしました。この時代の背景には、松平定信による寛政の改革や農村復興があり、社会情勢の変化の中で酒造りが続けられました。市島家の酒造りは、学問を重んじ、江戸文人との交流を通して地域文化にも大きく貢献していきました。 王紋酒造は、時代を経るごとに進化を遂げ、銘柄も変遷しました。特に近代以降、銘柄「王紋」を掲げ、さらに純米酒「夢」や、若者や女性に人気の「かれん」など、新しいブランドが生まれました。これにより、伝統を守りつつも時代に合わせた酒造りを行っています。また、昭和54年には、全国初となる女性酒造一級技能士が誕生し、女性蔵人の活躍が注目を集めました。これにより、王紋酒造は女性が活躍する酒蔵の先駆けとしても知られています。 王紋酒造の酒は、新発田の自然環境の恵みを受けて造られています。新発田市は飯豊山を水源とする加治川を有し、この清らかな水は酒造りに最適です。特に、雪が少なく極寒の地で、低温長期発酵が行われるため、ゆっくりと醸成された良質な清酒が誕生します。この地域特有の環境が、王紋酒造の特徴であるまろやかで品のある味わいを生み出しています。 また、月岡温泉は新発田市の観光名所であり、王紋酒造の酒もここで多く使用されています。温泉地としての伝統と人気を誇り、王紋酒造の酒は地域のシンボルとなっています。 現在も「王紋」は新発田の地元酒として愛されており、地域の人々に親しまれています。これからも王紋酒造は、新発田の歴史と伝統を刻みながら、次世代の酒造りに挑戦し続けることでしょう。
王紋酒造の酒造りのこだわりと味わいの特徴
王紋酒造は、創業から二百年以上にわたり、地元の恵まれた素材と、新潟の気候、そして伝統の技術を生かした高品質な清酒を醸し続けています。「米と水と気候と技術を生かした、品質の高い清酒を造り続ける」ことを理念とし、その思いを受け継ぎながらも進化を遂げる酒造りが特徴です。 良質な米と水、そして技術へのこだわり 王紋酒造の酒造りは、素材選びから始まります。米には、新潟県産の五百万石を主に使用しており、新潟清酒の代表的な酒米です。さらに、近年では新潟生まれの酒造好適米「越淡麗」も使用し、高級酒の醸造にも力を入れています。 水は、越後の北部を流れる加治川を水源とした新潟特有の軟水を使用しています。この軟水は、酒の醸造において非常に重要で、ゆっくりと醸されることで、まろやかで上品な味わいを引き出すことができます。 杜氏と酒造従業員の技術 王紋酒造では、杜氏の田中毅をはじめ、全ての酒造従業員が酒造技能士検定1級を取得し、日々技術を磨いています。地元新潟の阿賀北地区出身の蔵人たちが地元の米を使い、地元で仕込む本当の地酒を醸しています。このように、地域密着型の酒造りが王紋酒造の特徴です。 自然環境との調和 新発田は越後平野の北部に位置し、周囲には飯豊山系から流れる清流が広がっています。冬季には適度な降雪地帯となり、酒造りに適した寒冷な温度と綺麗な空気が醸造に最適な環境を提供します。この自然環境の中で、王紋酒造は低温長期発酵を行い、品質の高い酒を生み出しています。 「甘み」と「やわらかさ」を大切にした酒造り 王紋酒造の酒の特徴は、「甘み」と「やわらかさ」を大切にしている点です。杜氏の田中毅は、昭和61年に入社し、酒造りに従事。以降、全国新酒鑑評会で金賞を5年連続で受賞するなど、その技術を高め続けています。特に、王紋酒造の酒は、女性一級酒造技能士が活躍する蔵として注目され、酒に「やわらかさ」を持たせることが評価されています。 伝統を守りつつ進化する酒 王紋酒造は、基本に忠実に、自然と調和しながら酒を醸し続けています。その結果、王紋酒造の酒は、芳醇でまろやかな口当たりを持ち、新潟清酒として親しまれています。伝統を守りながらも、時代に合わせて進化し続ける王紋酒造は、これからも新たな挑戦を続け、地元の人々や全国の酒愛好者に愛される酒を提供し続けるでしょう。
更新日04/0804/0104/07集計