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新潟銘醸「長者盛」「越の寒中梅」ー鑑評会で受賞を続ける屈指の実力蔵

公開日:2025/02/14 更新日:2025/02/17
新潟銘醸は、新潟県小千谷市にある酒蔵で、1938年(昭和13年)に創業しました。日本有数の豪雪地帯に位置し、雪解け水がもたらす清らかな水と、新潟の肥沃な土地で育った良質な酒米を活かした酒造りを行っています。 代表銘柄の「越の寒中梅」は、芳醇でありながらもキレのある味わいが特徴で、多くの日本酒愛好家に親しまれています。寒冷な気候を活かし、低温発酵による丁寧な仕込みを行うことで、香り高くバランスの取れた日本酒を生み出しています。 また、新潟銘醸では伝統を重んじながらも、時代に合わせた新しい酒造りにも挑戦しており、海外市場への展開や多様な酒質の開発にも積極的に取り組んでいます。地域に根ざした酒蔵として、日本酒の魅力を発信し続ける新潟銘醸の日本酒を、ぜひ味わってみてください。
新潟銘醸の歴史は、創業者である吉澤仁太郎の革新と情熱に支えられています。彼は1863年、長岡市の農村に生まれ、若くして薬学を学びました。21歳のときに「サフラン酒」という薬用酒を開発し、竹筒に入れて行商を始めたことが、その後の成功への第一歩となりました。サフランをはじめとする厳選したハーブや蜂蜜を配合したこの酒は、健康効果と華やかなイメージから特に女性に人気を博し、やがて大きな事業へと成長しました。 1894年、吉澤は「機那サフラン酒本舗」を創業し、事業の成功によって大地主となります。彼はその財力を活かし、個性的な建築や庭園を次々と手がけ、特に奇想天外な装飾が施された「鏝絵蔵」は今も貴重な文化財として知られています。 そして1938年、吉澤は現在の五泉市にあたる村松町で二つの酒蔵を統合し、新潟銘醸株式会社を設立しました。さらに1940年には、小千谷市の中野醸造を吸収し、本社を同地に移転。これが現在の新潟銘醸の基盤となりました。 また、吉澤家は日本酒の製造だけでなく、ホーロータンクの製造にも関わり、業界の発展に貢献しました。従来の木桶に代わり、管理が容易で品質を安定させるホーロータンクの普及により、日本酒造りは大きく進化しました。 こうして新潟銘醸は、創業者の革新的な精神を受け継ぎながら、高品質な酒造りを追求し続けています。現在も、伝統と進化を大切にしながら、日本酒の魅力を発信し続ける酒蔵として、多くの人々に愛されています。
新潟銘醸の酒造りは、厳選した原料、こだわりの水、卓越した職人技、そして酒造りに適した環境のすべてが調和することで生まれます。最高品質の日本酒を追求する姿勢は、創業以来変わることなく受け継がれています。 米へのこだわり 日本酒の品質を左右する最も重要な原料のひとつが米です。新潟銘醸では、越後を代表する酒米「越淡麗」をはじめ、特別契約によって栽培された厳選米を使用しています。酒造りに適した米は、食用米とは異なり、粒が大きく、吸水性が高く、中心に「心白」と呼ばれる白い部分があるのが特徴です。最新の精米技術を駆使し、米の旨味を最大限に引き出すことで、香り高く、奥深い味わいの日本酒を醸し出しています。 水へのこだわり 新潟銘醸の代表銘柄「長者盛」は、越後の豊かな水に育まれています。酒造りに適した水は、発酵を促す成分が適度に含まれ、無色無臭であることが理想とされています。越後の水は、ミネラルが少ない「軟水」として知られ、仕込みに用いることで、端麗でなめらかな味わいの酒に仕上がります。この清冽な水こそが、新潟銘醸の酒の上品な口当たりを生み出す秘密です。 職人の技へのこだわり 新潟県は全国でも有名な杜氏(とうじ)の里です。酒造りの最高責任者である杜氏の中でも、特に「越後杜氏」は18世紀から続く伝統的な技術を持ち、その技は現在も進化を続けています。新潟銘醸の日本酒は、熟練の職人たちによる高度な発酵管理のもと、細部までこだわり抜かれた製法で造られています。全国新酒鑑評会や関東信越国税局酒類鑑評会で数々の受賞歴を誇るのも、この職人技の賜物です。 環境へのこだわり 日本酒造りに最適な条件が揃うのが、新潟の冬です。豪雪地帯として知られる越後の冬は、低温で安定した気候が続き、酒の発酵をじっくりと進めるのに理想的な環境を提供します。また、雪がもたらす澄んだ空気は、麹菌や酵母菌の働きを助け、よりきれいな酒質を生み出します。こうした自然環境の恩恵を最大限に活かしながら、新潟銘醸は一貫して品質の高い酒造りを行っています。
進化する酒造り 伝統を大切にしながらも、新潟銘醸は時代に合わせた技術革新を重ねてきました。「同じ味は飽きられる」という考えのもと、個性のある酒造りに挑戦し続け、いち早く製造技術の標準化やマニュアル化を推進。品質管理を徹底するため、新潟県の酒造業界で初めてISO9001:2000の認証を取得するなど、業界をリードしてきました。その結果生み出される酒は、ふくらみのある旨味と飲み応えがありながらも、軽やかな口当たりが魅力です。 こうしたこだわりが詰まった新潟銘醸の酒は、地元の名物「へぎそば」との相性も抜群。つるっとした喉越しのそばとともに楽しめば、その味わいは格別です。これからも新潟銘醸は、伝統と革新を融合させながら、本流の味を守り続けていきます。
新潟銘醸の鑑評会受賞歴 新潟銘醸の「長者盛」は、これまで数々の鑑評会で優れた成績を収め、新潟県屈指の受賞歴を誇ります。 卓越した実績 1998年には新潟県首席を受賞し、1999年には関東信越国税局酒類鑑評会において、トップである「最優秀賞」に輝きました。さらに、1998年から2004年までの9回連続で「優秀賞」を受賞するという歴代トップの記録を達成。この快挙は、新潟銘醸の酒造りの技術力と品質の高さを証明するものです。 また、全国規模で開催される「全国新酒鑑評会」においても、新潟銘醸の日本酒は常に県内上位の成績を収めています。これは、新潟銘醸が安定した品質を維持し続けている証であり、卓越した醸造技術の賜物です。 鑑評会とは 鑑評会とは、毎年一定期間内に製造された清酒の品質を評価し、優れた清酒の製造を促進することを目的とした日本酒のコンクールです。これには、各地の国税局が主催するものと、全国規模で公的機関が主催するものがあります。 関東信越国税局酒類鑑評会 かつては春と秋の年2回開催されていましたが、2000年以降は開催回数が変遷し、現在は秋に1回実施されています。 全国新酒鑑評会 2001年度より、国税庁醸造研究所が独立行政法人 酒類総合研究所となり、主催機関が変更されました。この鑑評会は、全国規模で開催される唯一の公的な鑑評会であり、受賞歴はその酒の品質を示す重要な指標とされています。 新潟銘醸の誇る技術力 新潟銘醸は、これまで数々の鑑評会で高評価を獲得し続けており、新潟県内でも最多級の受賞歴を誇ります。長年にわたり安定した品質の酒造りを続けることができるのは、熟練の杜氏をはじめとする職人たちの技と、厳選された原料、そして新潟ならではの恵まれた環境があるからこそ。 これからも新潟銘醸は、伝統を守りながら革新を重ね、さらなる品質向上を目指しています。
更新日04/0804/0104/07集計