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金鵄盃酒造(きんしはいしゅぞう)「金鵄盃」「越後杜氏」ケンカ酒と言われる酒造り

公開日:2025/02/08 更新日:2025/02/17
金鵄盃酒造(きんしはいしゅぞう)ケンカ酒
金鵄盃酒造(きんしはいしゅぞう)は、新潟県阿賀野市に蔵を構える歴史ある酒蔵です。創業以来、越後の豊かな自然と名水を活かし、品質にこだわった酒造りを続けています。 清らかな水と良質な米 阿賀野市は、新潟県の中でも特に水が豊かな地域のひとつです。酒造りに欠かせない仕込み水には、五頭山系の清冽な伏流水を使用。さらに、新潟県産の厳選された酒米を用い、米の旨みを最大限に引き出した酒造りを行っています。 伝統と革新の融合 金鵄盃酒造は、伝統的な手法を大切にしながらも、新たな技術を取り入れた酒造りに取り組んでいます。低温発酵によるじっくりとした仕込みや、独自の熟成技術を活かし、まろやかで飲みやすい酒を生み出しています。 地域に根ざした酒造り 地元の食文化に寄り添いながら、多くの人々に愛される日本酒を造り続けている金鵄盃酒造。阿賀野の風土と職人の技が織りなすその味わいは、県内外の多くの酒好きから高い評価を受けています。 長い歴史に培われた伝統と、未来へ向けた挑戦。その両方を大切にしながら、金鵄盃酒造はこれからも唯一無二の日本酒を届けていきます。
金鵄盃酒造の歴史は、文政7年(1824年)に新潟県五泉市村松で創業したことから始まります。創業者・茂野静六が酒造りを始め、以来200年にわたり、地域とともに発展を遂げてきました。 明治時代には酒蔵の拡大が進み、1907年には新たな酒蔵を買収。当初は薬屋と兼業していましたが、1926年に酒造業へ一本化し、本格的な清酒造りへとシフトしました。 戦後の1948年には、現在の代表銘柄である「金鵄盃」が誕生。これは、かつて村松にあった陸軍歩兵第三十連隊の土橋大佐から授けられた名前に由来し、日本建国の神話に登場する金色の鵄(とび)を意味しています。 1952年に金鵄盃酒造株式会社を設立し、以降も技術革新を重ねながら成長を続けました。1990年には同業10社による研究機関「越後酋樂会」に参画し、新酵母の開発や酒質向上に努めるなど、伝統を守りながらも進化を遂げてきました。 現在も、厳選した酒米と五頭山系の名水を活かし、地元に根ざした酒造りを継承。200年以上の歴史を持つ金鵄盃酒造は、これからも新たな挑戦を続けながら、越後の地で伝統の味を守り続けていきます。
金鵄盃酒造の酒造りのポリシーと特徴
◆ 伝統を守り、本物の味を追求 金鵄盃酒造では、単に良い素材や最新設備を揃えるだけではなく、理想の酒のイメージを明確に持ち、それを実現する技術と経験を注ぎ込むことを大切にしています。奇をてらうことなく、正統派の酒造りを貫き、長年培われた技術で本物の味を追求し続けています。 ◆ 霊峰白山の伏流水「天狗の清水」 仕込み水には、霊峰白山のふもとで150年もの時間をかけて浄化された**「天狗の清水」**を使用。弱酸性の軟水で、柔らかく甘みのあるこの水は、酒造りに理想的な性質を持ち、仕込みだけでなく、米洗いや道具の洗浄にも惜しみなく使われています。 ◆ 最高の酒米へのこだわり 日本酒の味を決める酒米には、地元・村松産の**「五百万石」や、蔵人自身が栽培した「越淡麗」**など、厳選された米のみを使用。それぞれの酒に最適な酒米を選び抜くことで、味わい深い酒を生み出しています。 ◆ 徹底した環境整備と職人の姿勢 美味しい酒は清潔な環境から生まれるという考えのもと、「頭(かしら)」と呼ばれるリーダー自ら率先して掃除を行い、蔵全体の衛生管理を徹底。技を継承しながらも、基本をおろそかにせず、常に最高の酒造りを目指しています。 こうしたこだわりと職人の誇りが詰まった金鵄盃酒造の日本酒は、長年にわたり多くの人々に愛され続けています。
ケンカ酒とは? 新潟の酒造りと挑戦
「ケンカ酒」とは、品評会に出品するために蔵人たちが技術を出し尽くし、議論を重ね、時には激しく意見をぶつけ合いながら生み出される酒を指します。特に新潟の一部地域で使われる言葉であり、まさに“戦う日本酒”とも称されるほど、熱い情熱とこだわりが詰まった酒造りを象徴しています。 田中哲郎の功績と新潟清酒の発展 新潟の酒造りの歴史には、田中哲郎という偉人の存在が欠かせません。彼は、かつて勘や習慣に頼っていた酒造りを、成分値のデータ化により科学的に解析し、より高度な酒造技術の確立に貢献しました。 また、まだ大吟醸が世に広まる前から、大吟醸造りを基本とした酒造りを指導し、新潟の酒の品質向上に尽力しました。その結果、新潟の蔵元たちは毎年の酒造りを通じてデータを蓄積し、技術を磨き続けました。 金鵄盃酒造の挑戦 新潟県五泉市(旧村松町)で文政7年(1824年)から続く金鵄盃酒造も、この「ケンカ酒」の伝統を受け継いでいます。小さな蔵でありながら、品評会出品酒造りへの挑戦を重ね、高度な技術を培ってきました。 その努力の結果、全国新酒鑑評会で過去10年で7回の金賞受賞という、新潟県内トップクラスの実績を誇ります。これは、蔵人たちが真剣にぶつかり合いながらも、最高の酒を生み出そうとする情熱の賜物です。 ケンカ酒の魅力 「ケンカ酒」とは単なる美酒ではなく、職人たちの魂が込められた一杯。妥協なき探究心と、技術の粋を尽くして造られた酒は、日本酒ビギナーにも魅力を伝え、日本酒通にも再確認させる特別な存在です。 まさに、蔵人たちが“戦うように”造り上げた至高の一滴。それが、新潟が誇る「ケンカ酒」なのです。
地元の恵みを活かし、愛される酒蔵へ
金鵄盃酒造は、地元の米と水を活かし、地域に根ざした酒造りを追求する蔵です。 もともと吟醸造りに定評のある蔵ですが、地元の人々に長く愛されてきたのは、手頃な価格で楽しめる本醸造酒です。吟醸造りで培った技術を基盤に、酵母の開発にも取り組んできました。一般的に酒蔵では外部から酵母を購入することが多いものの、金鵄盃酒造では長年の研究の末、自社で酵母を培養し、独自の酒造りに活かしています。その結果、使用する酒米や水、製造規模に合わせた最適な酵母を選定できることが強みです。
更新日04/0804/0104/07集計