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菊水酒造「ふなぐち」「菊水」ー全国屈指の人気銘柄

公開日:2025/02/25 更新日:2025/02/25
菊水酒造は、新潟県新発田市に本社を構える酒蔵で、1881年(明治14年)に創業しました。「菊水の辛口」や「ふなぐち菊水一番しぼり」など、日本酒業界に革新をもたらす商品を次々と生み出し、多くの人に親しまれています。特に「ふなぐち菊水一番しぼり」は、日本初の缶入り生原酒として1972年に発売され、鮮度を保ったまま楽しめる画期的な日本酒として人気を博しました。 酒造りにおいては、新潟らしい淡麗辛口の味わいを大切にしながらも、旨みを活かした酒造りにも力を入れています。また、自社培養酵母を使用し、酒米にもこだわることで、個性豊かな酒を生み出し続けています。伝統を守りながらも、新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、日本酒の可能性を広げている酒蔵です。
菊水酒造の歴史
菊水酒造の歴史は、1881年(明治14年)、初代・髙澤節五郎が16歳で酒造りを始めたことに端を発します。当時の酒造りは現在のような純粋培養技術がなく、蔵に住み着いた酵母に頼る原始的な方法でした。火落菌による酒の腐敗といった困難を乗り越えながら、造り酒屋としての基盤を築きました。 1910年(明治43年)には、菊水酒造の象徴となる「菊水」の商標を登録。この酒銘は、『太平記』に登場する能楽「菊慈童」に由来し、菊の露が不老長寿をもたらすという伝説にちなんでいます。その名は後に広く知られ、特攻隊の名称や尽忠報国の象徴ともなりましたが、もともとは能楽に由来するものです。 1921年(大正10年)には製造と販売を分離し、時代の変化に対応。さらに、大不況下で需要の高かった焼酎の製造にも着手し、経営を安定させました。その後も時代に即した変革を続け、現在に至るまで新潟を代表する酒蔵の一つとして発展を遂げています。
菊水のポリシーとこだわり
菊水酒造は、日本酒を通じて人々の心豊かな暮らしを創造することを使命とし、新潟・新発田の地に根差しながら伝統と革新を融合させた酒造りを続けています。その根底にあるのは、発酵の力を活かし、文化を継承しながら健康や憩い、楽しみを提供するという想いです。 品質と安全性の確保は経営の重要課題として位置付けられ、法令遵守はもちろん、社内自主基準を策定し、より高い品質を追求。さらに、製品の安全性確保のため、品質管理手順に基づいた管理体制を整え、万が一の事故やクレームにも迅速かつ適切に対応しています。社員一人ひとりが誠実な姿勢を持ち、安心・安全な製品づくりに努めています。 また、菊水酒造はチャレンジ精神を大切にし、業界に新たな風を吹き込んできました。1972年には、生酒の品質保持を実現するためにアルミ缶入りの「ふなぐち菊水一番しぼり」を開発し、通年流通を可能にしました。当時、生酒の市販はリスクが高いとされていましたが、柔軟な発想と技術革新によって新しい市場を切り開いたのです。この挑戦を支えたのは、お客様の「こんなお酒が飲みたい」という声であり、飲み手の笑顔こそが次の一歩を踏み出す原動力となっています。 時代の変化に合わせた進化も欠かしません。例えば、「ふなぐち菊水一番しぼり」は級別制度の廃止に伴い、本醸造酒へとグレードアップ。2017年には、基幹商品の原料米を「新潟県産米100%」に統一し、その品質をさらに向上させました。こうした細やかな改良を重ねることで、変わらぬ味わいを守りながらも、より良い酒造りを追求し続けています。 さらに、菊水酒造は「日本酒の楽しみ方」を広げる活動にも力を入れています。「菊水日本酒文化研究所」では、日本酒の歴史や醸造技術に関する資料を収集・公開し、文化の継承と発展に貢献。日本酒の魅力を伝えるセミナーやイベントを開催し、飲むことの楽しさを提案しています。2018年には研究所を一般公開し、敷地内に日本庭園やショップを設けることで、県内外から多くの訪問者を迎えています。 創業以来、幾度もの困難を乗り越えてきた菊水酒造。新潟地震や大水害を経験しながらも、挑戦を恐れず、新たな酒造りへと挑み続けてきました。これからも飲み手や販売者の声に耳を傾け、感謝の気持ちを忘れずに、より良い日本酒を醸し続けていきます。
菊水ふなぐちの魅力
菊水ふなぐちは、かつて蔵を訪れた人だけが味わえたしぼりたての生原酒を、どこでも楽しめるようにと開発されたお酒です。1972年、日本初のアルミ缶入り生原酒として誕生し、そのフレッシュな味わいと濃厚な旨みで多くの日本酒ファンに愛され続けています。 生原酒ならではのフルーティーな香りと力強いコク、そしてアルコール度数19度のしっかりした飲みごたえが特徴です。新潟県産米100%を使用し、本醸造ならではのキレの良さとコクが楽しめます。また、缶の中でゆっくりと熟成が進み、時間が経つにつれてまろやかさが増し、ブランデーや中国の老酒のような深みを帯びていく変化も魅力の一つです。 さらに、低温熟成によって深いコクとトロリとした口当たりを楽しめる「熟成ふなぐち 菊水一番しぼり」も展開。赤色の缶が目印で、できたての黄色のふなぐちとは異なる奥深い味わいが特徴です。 日常の晩酌はもちろん、旅行やアウトドアにもぴったり。フレッシュなまま楽しむもよし、熟成の変化を感じながら味わうもよし。ぜひ、シーンに合わせた楽しみ方を見つけてみてください。
更新日04/0804/0104/07集計