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下越酒造「誉麒麟」(ほまれきりん)ー国税局酒類鑑定官の経歴を持つ高度な技術蔵

公開日:2025/03/13 更新日:2025/03/13
新潟県の最南端、阿賀町津川に位置する下越酒造は、明治31年(1898年)創業の歴史ある酒蔵です。豊かな自然に囲まれ、雄大な阿賀野川と飯豊連峰から流れる清冽な伏流水を仕込み水とし、この地ならではの気候風土と名水を活かした酒造りを続けています。 下越酒造の酒造りは、古くから越後杜氏の伝統技術と精神を大切に守り抜いています。厳寒の地で培われた緻密な温度管理と手間を惜しまない丁寧な手造りこそが、品質の高さを支えています。 「人と人のつながり」「心の通った酒造り」をモットーに、蔵人たちが一丸となって一本一本に心を込めて醸しています。
阿賀町の自然環境
阿賀町は、新潟県の最南端、福島県との県境に位置する自然豊かな町です。 四方を山々に囲まれ、町の中心を流れる「阿賀野川」は、町の象徴であり、古くから人々の暮らしや文化を支えてきました。美しい山々と清流に恵まれた阿賀町は、訪れる人々を癒やし、懐かしい日本の原風景を感じさせてくれます。 ■ 阿賀野川と舟運のまち 阿賀町を流れる「阿賀野川」は、日本屈指の大河で、その歴史は古く、江戸時代から昭和初期にかけて舟運(しゅううん)が盛んに行われていました。 物資や人の行き交う重要な物流ルートであったことから、町は「水のまち」として発展。現在も「阿賀野川ライン舟下り」として、観光客に舟運の歴史と雄大な景色を楽しんでもらえる人気アクティビティになっています。 ■ 飯豊(いいで)連峰と大自然 町の東側には、標高2,105mの「飯豊山(いいでさん)」をはじめとした飯豊連峰がそびえ、登山やトレッキング、ブナ林散策など、自然を満喫できるフィールドが広がります。 四季折々の風景が美しく、春は山桜、夏は清流、秋は紅葉、冬は一面の雪景色と、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。 特に冬は豪雪地帯として知られ、雪深い風土が良質な米や酒の生産にもつながっています。 ■ 温泉と癒しのまち 阿賀町には、歴史ある温泉地も点在しています。 「津川温泉」「麒麟山温泉」「狐の嫁入り温泉」など、肌にやさしいと評判の湯が揃い、静かに過ごせる宿や日帰り温泉施設も充実。 特に、阿賀野川沿いの温泉宿では、川のせせらぎを聞きながらゆったりと温泉に浸かる、贅沢な時間を楽しめます。 ■ 「狐の嫁入り行列」と伝統文化 阿賀町の津川地区では、毎年5月に「つがわ狐の嫁入り行列」が開催されます。 幻想的な提灯の明かりに包まれ、白無垢姿の花嫁と狐の面をつけた人々が、町を練り歩く様子はとても神秘的。 この行事は、地域の伝承に由来し、訪れた人々に阿賀町ならではの温かさと幻想の世界を届けてくれます。 ■ 美味しい特産品と地酒 阿賀町は、寒暖差のある気候と清らかな水に恵まれた土地柄から、お米やそば、山菜などの農産物が豊富です。 その環境下で下越酒造のような、歴史ある酒蔵があり、新潟を代表する地酒の名産地としても知られています。 芳醇な香りとキレの良い淡麗辛口の日本酒は、県内外の酒好きから高く評価されています。
自然と歴史が育む、下越酒造の酒造り
明治13年(1880年)に創業した下越酒造株式会社は、新潟県阿賀町津川の地に根ざした歴史ある酒蔵です。 その名は、鎌倉時代・建長四年(1252年)にこの地に築かれた「麒麟城」に由来し、「麒麟」と名付けた酒は、長きにわたって地域の誇りとして愛され続けています。 酒造りの要となる技術には、親子二代にわたる類まれな歩みがあります。 故・佐藤平八会長、そして現社長の佐藤俊一氏(農学博士)は、ともに国税局酒類鑑定官の経歴を有し、蔵元としては全国でも極めて稀な存在です。 その深い知見と研ぎ澄まされた技術は、隅々にまで行き届き、時代に適応した正統派の酒造りを今なお守り続けています。 ■ 阿賀町の自然が育む、酒造りの最適環境 下越酒造が位置する阿賀町津川は、雄大な阿賀野川と清らかな常浪川の合流地点に広がる地。 尾瀬や猪苗代湖から流れ込む阿賀野川(暖流)と、名峰・御神楽岳を源とする常浪川(清流)が交わるこの地域は、年間を通じて霧が立ち込める湿潤な気候に恵まれています。 この自然がもたらす適度な湿度は、発酵に欠かせない酵母や微生物たちにとって理想的な環境をつくり出し、酒母や醪(もろみ)の発酵を穏やかに、そして確実に育みます。 さらに、阿賀町は古くから“水の里”とも呼ばれてきました。 大河・阿賀野川と清流・常浪川がもたらす清冽な水は、奥阿賀の大自然が与えてくれるかけがえのない資源です。 この水は、盛夏でさえ涸れることがなく、古より人々の暮らしを支え、今もなお下越酒造の酒造りを根底から支え続けています。 まさに、阿賀町の大自然とともにある「清純な水」が、麒麟の酒に命を吹き込んでいるのです。 ■ 伝統と革新が調和する酒蔵 この恵まれた風土と歴史の地で、下越酒造は140年以上の時を超え、常に時代の変化に寄り添いながら酒を磨き続けています。 親子二代の杜氏による高度な技術と、阿賀町の豊かな自然環境が織りなす酒は、淡麗でありながら奥深く、洗練された味わいが特徴です。 「麒麟」という名に込めた誇りとともに、これからも新潟の地酒文化を牽引する存在であり続けます。
下越酒造の酒造りへのこだわり
■ 特定名称酒が8割を占める、高品質な製造比率 下越酒造の酒は、その約8割が「特定名称酒」に分類されています。 これは原料米の選定から精米歩合、製造工程に至るまで、丁寧な酒造りを行っている証でもあります。 淡麗ながら奥行きのある味わいが特徴で、新潟清酒の伝統を大切にしつつ、蔵独自の個性を追求しています。 ■ 国内外で支持される酒造り 販売の主な市場は、地元新潟県内に加え、東京を中心とした首都圏、さらにアメリカ、香港、台湾などの海外へも広がっています。 特に海外では1997年の日本酒輸出協会(SEA)設立時から積極的に取り組み、ジェトロと連携した現地での試飲会を通じて認知度を高めてきました。 輸出される酒は、香り高く、穏やかな甘味を持つタイプが好まれ、海外でも多くの支持を得ています。 ■ 熟成酒への挑戦と山廃仕込み 下越酒造は20年以上前から、通常の速醸もろみに加えて山廃仕込みにも取り組んでいます。 この山廃造りは、熟成酒としての完成形を見据えたもので、酸味と旨味のバランスが取れた濃醇な味わいを追求しています。 時間の経過とともに熟成することで、ナッツやドライフルーツ、チョコレートのような重層的な風味が現れ、豊かなコクと深みを備えた酒へと昇華していきます。 「時が醸す酒」というコンセプトのもと、計画的に熟成を進め、時の流れが生み出す味の変化を緻密にコントロールしています。 ■ 自社培養酵母と低温発酵 下越酒造では、蔵独自に酵母を培養し、低温でじっくりと発酵させることで、米の旨味や香りを最大限に引き出しています。 これにより、ふくよかな香りと繊細な味わいの酒を生み出し、「一口目から美味しい」と感じられるような、バランスの良い日本酒に仕上げています。 ■ 新しい提案と熟成古酒への情熱 新潟清酒の伝統を守りつつ、下越酒造は長期熟成酒にも力を注いでいます。 長期熟成酒研究会にも参加し、古酒文化の発展にも寄与しています。 低温でじっくりと寝かせた熟成酒は、穏やかな熟成香と旨味が調和し、冷でも燗でも楽しめる、幅広い飲み方を提案しています。 近年では、ワイングラスで楽しむスタイルも提案し、日本酒の新たな魅力を発信しています。
更新日04/0804/0104/07集計