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長谷川酒造「越後雪紅梅」(えちごせっこうばい)ー新潟を代表する女性蔵

公開日:2025/02/28 更新日:2025/03/03
長谷川酒造(はせがわしゅぞう)は、新潟県長岡市にある老舗の酒蔵で、1842年(天保13年)に創業しました。長岡の豊かな自然に育まれた清らかな地下水と厳選された酒米を使い、伝統的な技法で丁寧な酒造りを続けています。 代表銘柄の「越後雪紅梅(えちごせっこうばい)」は、すっきりとした味わいと繊細な香りが特徴で、料理に寄り添う食中酒として親しまれています。創業以来の信念である「心を込めたものづくり」を大切にしながら、時代に合わせた新たな挑戦も続けている酒蔵です。
長岡市の自然環境と酒造り
新潟県長岡市は、日本でも有数の豪雪地帯に位置し、豊かな自然環境に恵まれた土地です。冬になると厚く積もる雪は、春には清らかな雪解け水となり、大地を潤します。この水は長い年月をかけて地中に染み込み、やがて地下水として湧き出します。長岡の水は、ミネラル分が少なく柔らかな軟水であり、酒造りに理想的な水質を持っています。この軟水は発酵を穏やかに進め、きめ細やかでなめらかな味わいの日本酒を生み出します。 また、長岡市は冬の日照時間が短く、昼夜の気温差が少ないため、寒冷な気候が続くことでも知られています。この環境は、冬の間に行われる「寒仕込み」に最適な条件を備えています。低温での発酵はゆっくりと進むため、酒の風味が豊かに引き出され、繊細で香り高い日本酒が生み出されます。 さらに、新潟県は古くから酒造りが盛んな地域であり、県内には醸造試験場や清酒学校など、酒造りを学ぶための施設が整っています。特に長岡市は県内でも最多の酒蔵数を誇り、名だたる酒蔵が杜氏の技を磨きながら酒造りの伝統を受け継いできた歴史があります。この土地で育まれた高度な技術と経験は、現在も日本酒の品質の高さに大きく貢献しています。 良質な米と豊かな水、寒冷な気候、そして歴史に裏打ちされた職人の技が融合する長岡市は、まさに酒造りに最適な環境を備えた地です。この恵まれた自然と文化が生み出す日本酒は、多くの人々に愛され続けています。
長谷川酒造のポリシーと歴史
一口を、一夜を、毎日を照らすお酒 長谷川酒造は、新潟県長岡市摂田屋に佇む小さな酒蔵です。豊かな自然環境に恵まれたこの地で、約180年にわたり地域に根ざし、人々に愛されてきました。機械に頼らず、手作業にこだわる酒造りを大切にし、食事や宴席に寄り添う日本酒を醸し続けています。 蔵に息づく微生物や美しい風土が育む酒を守り続けることは、未来への責任でもあります。長谷川酒造の酒は、一口ごとに心を温かく照らし、穏やかな日々が続くことを願って醸されています。 歴史の息吹 長谷川酒造の歴史は江戸時代・天保期にさかのぼります。当時の摂田屋では、飢饉による倹約令のなかでも「お神酒づくり」の名目で酒造りが許可されていました。その五軒のうちの一軒が長谷川酒造です。天保13年(1842年)、祖先の重吉が江戸幕府の役所に願い出て酒造りの許可を得た記録が残っています。 現在の母屋は明治19年(1886年)に建てられ、醸造蔵は大正8年(1919年)に建設されました。新潟県中越地震で一部が倒壊したものの、多くの建物は今なお往時の姿を残し、国の登録有形文化財に指定されています。 手づくりへのこだわり 長谷川酒造の酒造りは、ほとんどの工程を手作業で行っています。杜氏や蔵人たちは、その年に収穫された米の特性を最大限に引き出すため、気候の変化を敏感に感じ取りながら、知恵と経験を駆使して酒を醸しています。 同じ気候の年が二度とないように、酒の味わいも年ごとに微妙に変化します。その年にしか生まれない唯一無二の酒。それが長谷川酒造のこだわりです。 これからも長谷川酒造は、人々の心に寄り添いながら、日々の暮らしをあたたかく照らす酒を醸し続けていきます。
長谷川酒造の酒造りへのこだわり
水と米 長谷川酒造の酒造りは、豊かな自然が育む信濃川の伏流水を仕込み水に使用することから始まります。信濃川の伏流水は、長野県の八ヶ岳や槍ヶ岳、穂高岳などの名峰の水に、新潟県の長岡東山連峰の清らかな水が合わさった軟水です。この柔らかで口当たりの良い水は、酒に雑味のない澄んだ味わいをもたらします。 酒米には、新潟県産をはじめ、その年ごとの品質を見極めて厳選したお米を使用。杜氏や蔵人たちは、米の個性を最大限に引き出すために細やかな工夫を凝らしています。 手仕事へのこだわり 長谷川酒造は、創業以来の手作業による酒造りにこだわり続けています。精米された米は、傷つけることのないよう丁寧に手洗いし、蒸米には和釜を用いて職人の勘と蓄積されたデータに基づいて蒸し上げます。麹づくりや仕込みの工程でも、一つひとつの手作業に想いを込めて、繊細な酒を醸します。 小さなタンクで仕込むため、すべての工程に目が行き届き、まるで我が子を育てるように愛情を注ぎながら丁寧に酒を育てています。 長谷川酒造の酒造りは、自然の恵みと人の技が調和することで生まれます。杜氏や蔵人たちは、その年の米や気候のわずかな変化にも敏感に対応し、知恵と勘を働かせながら酒を仕込みます。 同じ気候の年が二度とないように、酒の味わいも毎年少しずつ異なります。こうした「ゆらぎ」は、日本酒の魅力のひとつ。長谷川酒造は、その豊かな違いを楽しんでいただける酒造りを大切にしています。
更新日04/0804/0104/07集計