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DHC酒造「越乃梅里(ばいり)」ー新潟・福島潟の恵みが育む銘酒

公開日:2025/02/05 更新日:2025/02/17
福島潟の恵みが育む銘酒 – DHC酒造
新潟市北区、福島潟のほとりに佇む DHC酒造。日本最大級の清流・阿賀野川と、自然豊かな潟の恵みを受け継ぎ、伝統と革新を融合した酒造りを続けています。 前身の小黒酒造は1908年創業。高級酒造りにこだわり、多くの鑑評会で金賞を受賞してきました。DHCグループの傘下となった後も、その技術と精神を受け継ぎながら、品質を追求し続けています。 酒米には新潟県産の「五百万石」や「越淡麗」を使用し、氷温熟成によるまろやかで芳醇な味わいを実現。地元に根ざした酒造りを大切にしながら、全国の愛好家にも親しまれています。 新潟の大地が生んだ極上の一杯を、ぜひご堪能ください。
新潟市北区に位置するDHC酒造は、かつて北蒲原郡豊栄市と呼ばれていた地域にある歴史ある酒蔵です。この土地は、信濃川と阿賀野川という二大河川が運んだ土砂によって形成された広大な蒲原平野の一部をなしており、日本海側で最大規模の平野にも含まれます。 この地域には扇状地や自然堤防、さらには砂丘が点在し、独特の地形を生み出しています。かつて新潟には「潟」と呼ばれる湿地が数多く存在していましたが、それは砂丘が地下水の排水を妨げたために形成されたものでした。しかし、頻発する水害が人々の生活を脅かしたことから、江戸時代に入ると干拓が進められ、現在ではほとんどの潟が姿を消しました。それでも、今なお福島潟のような貴重な湿地が残されており、DHC酒造はそのすぐ近くに建てられています。 福島潟は、手つかずの自然が広がる湿地で、「21世紀に残したい日本の自然百選」にも選ばれた場所です。ここには220種を超える野鳥と、450種以上の植物が生息しており、まさに生態系の宝庫といえるでしょう。特に、巨大な水生植物である「オニバス」は、直径2メートルにも及ぶ葉を持ち、かつては地元でその茎や種子が食用とされていたと伝えられています。現在では全国的にも稀少な植物となり、福島潟の象徴のひとつとなっています。 また、この潟は渡り鳥の重要な休息地でもあり、なかでも国の天然記念物に指定されている「オオヒシクイ」の飛来地として有名です。カムチャツカ半島から約3,000キロの旅を経て、毎年多くのオオヒシクイがこの地に降り立ちます。福島潟は日本で最も多くのオオヒシクイが訪れる場所として知られ、彼らが羽を休める姿は、この地の自然の豊かさを物語っています。 DHC酒造は、この恵まれた自然環境の中、福島潟と阿賀野川に囲まれるようにして存在しています。阿賀野川は日本でも屈指の一級河川であり、その流域は広大で、かつては水運の要所としても機能していました。このような水に恵まれた環境が、酒造りを行う上で最適な条件を生み出し、DHC酒造の酒はこの地の豊かな水と自然の恩恵を受けて醸されています。
DHC酒造は、明治41年(1908年)10月1日に創業しました。新潟の豊かな自然と清らかな水に恵まれた地で、酒造りを開始したのがその始まりです。当初は製造免許の最小限である300石からのスタートでしたが、その後の時代の変遷とともに、酒造技術の革新や事業の拡大を進めていきました。 昭和初期には、伝統的な木桶からホーロータンクへの移行や、瓶詰め酒の市販化を推進し、生産量を大きく伸ばしました。しかし、昭和13年(1938年)に戦時体制に入ると、統制経済の影響を受けることになります。多くの酒蔵が統廃合を余儀なくされる中、DHC酒造は操業を続ける工場として存続しました。 戦後の昭和25年(1950年)、経営基盤を強化するため「小黒酒造株式会社」として法人化し、さらに昭和39年(1964年)には新たな酒造工場を完成させました。翌年には資本金を1,000万円に増資し、事業拡大の基盤を固めていきます。昭和58年(1983年)には「越乃梅里」ブランドを新発売し、新潟の地酒としての評価を高めました。 昭和63年(1988年)には都市計画に伴い、製造工場の一部を改築。平成7年(1995年)には、関東信越国税局酒類鑑評会において最優秀賞を受賞するなど、その品質の高さが広く認められるようになりました。翌年には高級酒の製造能力向上を目的とした設備投資を開始し、さらなる品質向上を目指しました。 平成14年(2002年)には、農林水産省の有機JAS認定工場として登録され、環境に配慮した酒造りを進めていきます。平成21年(2009年)には、新たなブランド「嘉山」が誕生。伝統と革新を融合させた酒造りを象徴する存在となりました。 平成26年(2014年)には「株式会社DHC小黒酒造」として登記され、その2年後の平成28年(2016年)に現在の「株式会社DHC酒造」として正式に改称されました。長年にわたり培われた技術と伝統を守りながら、新たな挑戦を続ける酒蔵として、今もなお進化を続けています。
DHC酒造は、古くからの酒造の母屋を改装し、販売所「越後の里 嘉山亭」をオープンしました。ここでは、DHC酒造の日本酒やオリジナルグッズの販売、店内カウンターでの試飲が楽しめます。新潟観光の際にぜひ訪れてください。日本酒は常時30種以上揃っており、季節限定品もあり、お土産にもぴったりなグッズやギフトセットも販売しています。店頭から発送も可能です。 試飲は有料で、人気の利き酒セットもあり、気軽に立ち飲みやお買い物前の確認ができます。店内は風情あるカウンターや広々とした座敷があり、休憩や待ち合わせ、試飲会など多目的に利用できます。また、おもてなしトイレやパウダールーム、駐輪場も完備しており、お酒を飲まない方も安心です。
更新日04/0804/0104/07集計