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「綿(コットン)」は洗濯が鍵!縮みや変色をしにくくして長持ちさせる方法

公開日:2025/03/13 更新日:2025/03/24
「大事にしていた綿のお洋服が縮んじゃった…」 多くの人が持っているボーダーのカットソーなどによく使われる綿ですが、縮んだり変色してしまったりした経験がある方もきっと多いはず。 実は、綿は特性上縮みやすい素材なのですが、わかってはいてもお気に入りはできるだけ長く着たい! というわけで今回は綿素材のお洋服の「お洗濯のコツ」をご紹介致します。 お洗濯のコツをおさえる前に、まずは綿素材にはどんな特徴があるのかを見てみましょう。
そもそも綿ってなんだろう?
綿は「ワタ」というアオイ科の木綿植物につく綿毛から作られています。この花の寿命は2日から3日と儚く、とても短いもの。 花の下にまあるい実が付き始めます。 これはコットンボールと呼ばれ、成熟するとはじけて白い綿が溢れてきます。コットンボールの中には大事な種が入っていて、いずれ綿素材になる綿毛たちはこの種を柔らかく包み込んでいるんです。 飛躍しすぎかもしれませんが、綿の柔らかさはこんなところから来ているのかもしれないなと思ってしまいますね。
着心地がいい理由
◆肌ざわりが気持ちいい 繊維の先が丸くなっています。先が尖ったものと丸みがあるものが肌に当たったときのことを想像してみてください。肌触りが全然違いますよね。先が丸みを帯びていることで綿が肌に当たったときにチクチクしにくく、肌触りのよさの秘訣のひとつとなっています。 ◆汗を吸ってくれる 綿は繊維の真ん中が空洞になっています。この空洞に水分を含んでくれるので、汗をかいたときも気持ちよく過ごすことができるのです。 ◆保温性がある 実は綿には適度な保温性があるので、ニットを着るまではいかないけれどひんやりし始める秋にとても便利ですし、冬はニットの下に着れば暖かい空気を保ってくれるんです。
綿の弱点
◆縮むことがある 水分を吸うと地の目の方向に縮むことがあります。コットンは引っ張りながら紡いでいくので、戻ろうとするチカラが働くのですね。 ◆お洗濯で白っぽくなることがある 洋服を着ているとどうしても腕がこすれたり摩擦が起きると思うのですが、摩擦によって毛羽立ちが発生して中の染まっていない部分が見えてくることで白っぽく見える「白化現象」というものがあります。これは素材によって白化のしやすさが異なるのですが、綿は比較的白っぽくなりやすい素材です。 洗濯機の中でぐるぐる回れば自然と他の衣類と擦れるので、この摩擦は洗濯の際にとても起きやすいもの。 ◆乾きにくい 水分をよく吸ってくれる綿は、その分ちょっと乾きにくいという特徴もあります。汗をかいたらまずはしっかり吸ってもらって、その都度着替えるといいですね。 ◆色が変わることがある 日に当てたときに長時間当てすぎると変色することがあります。これも防ぎたいところ。 定番のアイテムなどは春夏・秋冬と季節ごとにカラーバリエーションを変えて販売されることが多いように思いますが、せっかくその季節を楽しむためににカラー物を買っても、すぐに色が変わってしまうとちょっと残念ですよね。 このように、お洗濯の際に知っておきたいコツがたくさん。どんなことに気を付ければいいのか、その方法を続けてご紹介します。
お洗濯の4つのコツ
上にもあげたように、物には良いところと弱点が両方あるものです。では弱点をカバーするためにどんなことをすればいいのでしょうか?
1.最初のお洗濯が鍵になる縮み
弱点の部分でお話しした通り、水分を吸って乾くときに縮みます。特に初めて水分を吸うときが縮みやすいのです。だからこそ一回目のお洗濯が鍵。 一回目だけ手洗いにして水に浸かる時間を少なくするか、手洗いにほぼ近い設定がされている洗濯機のドライコースで洗ってみましょう。 いきなり思いっきり普通のコースで洗うと水分に触れている時間が長くなるので、その分どうしても縮みやすくなってしまいます。最初の一回目を気をつけてみるだけで「なんかだか小さくなっちゃった…」が少なくなるかも。乾燥機もなるべく使わないであげるといいですよ。
2.裏返しとネットで摩擦を減らす
摩擦を防ぐためには手洗いすることが一番ではあるのですが、一度目は縮みをやわらげる為に手洗いしたとりしても、その後はそうそう毎日手洗いしてもいられません。ましてやコットンのカットソーなんて日常使いしたいですよね。どうにか洗濯機を使って摩擦を軽減する方法を試してみたいところ。 まずは着るときに人から見える表の部分を擦れにくくしてあげるために、洗濯時は裏返しましょう。そして裏返したら畳んで洗濯ネットにいれてあげると、ネットのなかでお洋服が動きにくいのでぜひ試してみてください。
3.乾きにくさは風通しで解決
綿はわりと厚みのあるものが多く、もともと乾きにくいのも特徴の一つです。風通しよく干してあげるとよいでしょう。 洗濯もの同士の間隔をあけて密着しないように干してあげるとさらによし。思い出してみてください、梅雨の時期などのあの嫌な生乾き臭を…。乾きが悪いと臭いの原因にもなります。しっかり乾くように風通しよく間隔をあけて干すことを意識してみましょう。
4.干し方や干す場所で変わる変色
日光に長時間当てると変色しやすくなるという弱点がある綿。これを防ぐためのお洗濯のコツは、お洗濯後の「干す」場面にあります。 まずはみなさんご存知「裏に返す」こと。これはお洗濯の仕方などでよく聞くことですが、干すときにも有効です。表を直接日光に当てないことで、着るときのメインになる表側の変色を防ぎましょう。 もう一つは「陰干し」です。日に当たって変色しやすいものは、直に日光を当てないというのも選択肢のひとつ。そんなに何度も着ていないし洗濯していないのになんか色が変わっていくなぁ…なんて思っていた人は、一度陰干しを試してみるといいかもしれませんね。
おわりに
コットン素材のお洋服はどの季節でもとても快適に過ごすことができるアイテムです。 上手にお手入れをして、春夏秋冬を綿と一緒に過ごしてみるのはいかがですか?
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