美白有効成分の種類と特徴を知っておこう！

美白有効成分とは、厚生労働省より「メラニンの生成を抑える」、「シミ・そばかすを防ぐ」といった効果が認められた成分を指します。 化粧品に用いられている美白有効成分には色々な種類があり、成分ごとに特徴が異なるので、性質をよく知ってスキンケアに取り入れることが大事です。 今回は美容有効成分と認められており、化粧品でもよく用いられている5つの成分の特徴を解説します。

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、よく肌荒れ用の医薬部外品に用いられています。 抗炎症成分として親しまれていますが、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを予防してくれる効果もあるので、美白化粧品でも配合されているケースが多いです。 また、スキンケアのみでは改善が難しい肝斑にも効果があるとされています。 シミや肝斑、そばかすを予防したい、肌が弱く赤くなりやすい人におすすめの美白有効成分です。 化粧品などの成分表示ではトラネキサム酸以外に、「m-トラネキサム酸」や「t-AMCHA」などで表示されていることもあります。

梨やコケモモなどの植物に含まれている成分です。 メラニンの生成に欠かせないチロシナーゼという酵素の働きを抑制する働きがあり、それによりメラニンの過剰生成を抑えてくれます。 刺激が少なく安定性にも優れているので、美白化粧品では主流の成分です。 アルブチンには「α-アルブチン」と「β-アルブチン」があります。 α-アルブチンは「ハイドロキノン誘導体」とも呼ばれ、βと比べると10倍ものメラニン生成を抑制する効果があります。 しかし、美白有効成分として認定されているのはβ-アルブチンであるため、「アルブチン=β-アルブチン」を指すのが一般的です。

カモミラETはカモミール（カモミラ）が原料の成分で、大手化粧品メーカーで独自開発されました。 独自の方法でカモミールの花からエキスを抽出しており、効果も一般的な花エキスとは違うものとなっています。 メラニンの生成は、紫外線の影響を受けた肌で産生されるエンドセリンと呼ばれる情報伝達物質により命令されています。 カモミラETはエンドセリンの情報伝達を未然に防ぐ働きがあり、それが過剰なメラニン生成の抑制につながっているのです。

野菜や果物に多く含まれるビタミンCは体のあらゆる部分で使われる成分です。 ただし、ビタミンC単体では酸化しやすい性質であるため、他の分子をくっつけて安定性を図った成分がビタミンC誘導体です。 ビタミンC誘導体を含む化粧品を使うと肌が持つ酵素により分子が離れるため、ビタミンC本来の効力が発揮される仕組みとなっています。 主な美白効果はメラニンの発生を防いでシミを予防すること、既存のシミを薄くするメラニンの還元効果です。 予防と改善の両方にアプローチしたい時に最適な成分です。 また、美白効果だけではなく皮脂抑制やエイジングケアといった美容効果にも期待できます。 ビタミンC誘導体には複数の種類があり、全成分表示も色々あります。 アスコルビン酸グルコシド、リン酸アスコルピルMgなどは「アスコルビン」と記載されている成分はビタミンC誘導体の一種です。

米麹から発見された成分で、製薬会社により開発されました。 メラニンの生成するチロシナーゼを抑制する働きがあり、シミの予防効果につながっています。 シワやたるみの原因となる活性酸素や炎症の発生も抑制する働きにも期待されています。 さらに抗糖化作用があるので、肌の老化を促すAGEsの増加を抑える効果もあります。 AGEsは肌の黄くすみを起こす原因となる物質であるため、コウジ酸はシミを抑えながら透明感のある肌を保つ効果に期待できる成分です。

ハイドロキノンは肌の漂白剤と例えられるほど高い美白効果があると言われ、ブームとなりました。 皮膚科からの処方だけではなく、ハイドロキノンが配合される化粧品も市販されています。 優れた美白効果を持ちますが肌の刺激が強く酸化が激しい性質を持つので、安全性には少し不安な部分があるため、美白有効成分には認められていません。 安全性を重視するのであれば、上記でご紹介した5種類の美白有効成分を配合した美白化粧品の使用をおすすめします。

「タカスホワイト」は医療現場でも幅広く使われるトラネキサム酸を配合している美白化粧品です。 グリチルリチンも配合しているので、シミやそばかすを抑えながら肌荒れの予防も発揮してくれます。 さらに、保湿成分のセラミドを含有していうので、肌のバリア機能を改善し、みずみずしい肌に整えてくれます。 「タカスホワイト ローション」や「タカスホワイト ミルク」は敏感肌の方にも嬉しい低刺激設計なので、安心してお使いいただけます。 安全でシミやそばかす、また肝斑にも良い美白化粧品を使いたい方は、潤いと透明感のある美肌を保てるタカスホワイトをお試しください。