コロニルでは、スムースレザーのお手入れにおいて、防水スプレーの後に栄養クリームを推奨しております。理由は以下のとおりです。
①コロニルの防水スプレーは例外(※)を除き、素材に浸透して効果を発揮するため、上からクリームを塗布しても問題ありません。
②最後に栄養クリームを塗布して仕上げたほうが、より素材に綺麗なツヤが出ます。
(※)防水スプレー「ナノプロ」は、スプレーした素材の表面に凸凹構造を作り、汚れや水をはじく特徴がある商品なので、クリームの後、お手入れの最後にお使いいただくことをおすすめいたします。
製品に付着しているホコリなどを、馬毛ブラシでブラッシングしたり、ポリッシングクロスで拭いたりして落とします。
■ブラシについて
基本は、コシがあり汚れを落としやすい馬毛ブラシの使用をおすすめいたします。
デリケートな皮革に対して、馬毛ブラシをお使いになるのが不安な場合は、やわらかい1909ファインポリッシングブラシ(山羊毛ブラシ)をおすすめいたします。
【馬毛ブラシ】毛にコシがあるため、汚れ落としにも仕上げ磨きにもお使いいただける基本のブラシです。
【山羊毛ブラシ】馬毛よりも毛が細くやわらかいため、デリケートな皮革の汚れ落としにもお使いいただけますが、仕上げのツヤ出しにお使いいただくことが一般的なブラシです。
次に、製品の汚れをクリーナーを使用して落とします。
防水スプレー、防水ジェルなどで、水や汚れの付着から皮革を守ります。
次の「3.栄養」の工程で、クリームを使用できないまたは使用するのをためらうデリケートな皮革には、クリームを塗らずに1本で「防水と栄養を同時に与える」革用スプレーをおすすめいたします。
ヒビ割れ予防、栄養補給のためにクリームを使用します。
色褪せや、細かな小キズが気になる場合は、色付きのクリームで色を補います。
色褪せが特に気にならない場合は、様々なお持ち物に使えて汎用性の高いカラーレス(無色)をおすすめいたします。
ポリッシングクロスで乾拭きしたり、馬毛ブラシや1909ファインポリッシングブラシ(山羊毛ブラシ)でブラッシングしたりして仕上げます。
ブラッシングすることで、溶剤を満遍なく行き渡らせたり、皮革にツヤを出します。
特に、皮革の溝や革靴のコバ部分など、クロスが届かない細かい箇所はブラシが欠かせません。
デリケートな皮革に対して、馬毛ブラシをお使いになるのが不安な場合や、よりツヤを求める場合は、やわらかい1909ファインポリッシングブラシ(山羊毛ブラシ)をおすすめいたします。