皮革製品を長く良いコンディションで使い続けるためには、適切な状態で保管を行うと同時に、新品時はもちろん、普段からお手入れを行っていただくことが非常に大切です。
皮革製品には靴、バッグ、衣類、財布、その他小物類等、あらゆるアイテムが存在しますが、お手入れ方法は基本的には同じです。
お手入れをせずに皮革製品をお使いになることは、汚れが染み付く、雨染みになる、皮革が乾燥してカサつき、ひび割れて使えなくなる、など様々なトラブルの原因になります。
このような状態になると、コロニルのケア用品では対処できません。修理業者ですら手に負えなくなる場合があります。
コロニルのケア用品はあくまでメンテナンス(皮革を良い状態に維持)であり、『リペア(=修理・修復)』ではありません。
皮革製品を長くお使いいただくために、普段からお手入れをしていただくことをおすすめいたします。
どんなにお手入れをしても、皮革製品は使い始めのまっさらな状態を維持することはできません。
お使いになるうち、使い始めの色よりも味のある濃い色合いになったり、ご使用によるシワがあらわれたり等、自然に表情が変化していきます。これを「経年変化」といいます。
普段からコロニルでお手入れを行うことで、汚れや雨染みを防ぎ、皮革が可能な限り良いコンディションを維持したまま、経年変化を楽しんでいただければ幸いです。
毎日使うものであれば、「二週間に一度」程度お手入れをすることを推奨しております。
お持ち物の状態は個々で異なりますので、お手入れの頻度はご自身でご調整ください。
皮革製品は、皮の状態から皮革を作る際の仕上げ方法や加工方法が個体によって異なり、その種類は近年ますます複雑化しています。
そのため、お持ち物がお手入れ用品の対象素材であったとしても、物によってはお手入れ用品との相性が合わない(シミになる、色落ちする等)場合もございます。
コロニルのケア用品でお手入れを行う際は、必ずはじめに目立たない箇所で少量お試しいただき、素材に問題がないことを確認してから、全体をお手入れするようにしてください。
お持ち物の使い始め、新品時に必要なお手入れは、水濡れや汚れから守るための「防水・防汚」です。
使い始める前に防水を施しておくことで、雨や水濡れから守るだけでなく、防水をしていない場合と比べて、付着してしまった汚れも落ちやすくなります。
お持ち物を長く美しい状態に保つためには、新品時からの防水が非常に大切です。
皮革製品が新品のうちはクリーニングや栄養クリームは必要ありませんが、ご使用になる中で、必要に応じてお手入れを行ってください。
皮革製品のご使用環境は個々により異なりますので、タイミングはご自身でご判断ください。