いつもお世話になっております。
古川珈琲のふう店長です。
コーヒーの2050年問題という話があります。
一言でいえば、2050年、気候変動によりコーヒー栽培適地が
現在の50%にまで減少するというものです。
といっても2050年のことだから、まだまだ先のこと・・・。
その時にどうなるかもわからないし、心配することもないよね。
そのように僕は軽く受け止めていました。
でも、2050年どころか、もう目の前にその問題が来ていることに
僕はショックを受けました。
今年のある日、午後2時頃だったと記憶していますが
僕がコーヒーの生豆を調達してもらっている某商社の担当の方から、
「古川さん、大変です!古川さんが指定している豆の輸出が止まっていて、
国内にも在庫がなくて・・・とにかく豆が無いんです。他の豆も!」
こんなこと急に言われて、もう目の前が真っ白になりました。
でもね、僕は運が良いのかわからないのですが、
担当の方が全力で働きかけてくれて、古川珈琲の指定している豆を奇跡的に
入るようにしてくれたことで、九死に一生を得ることができました。
そんな危険で、ほんと危なかったことが今年はありました。
ただ、こんなことが、これからもいつ起きるかもわからない・・・。
そんな時代に入っていることは確かです。
それに加えて、昨日もコーヒー豆の国際価格は過去最高値を記録しています。
もうどこまで上がり続けるのかわからないです。
つまり、それだけ世界のコーヒー豆の量が足りていない証拠なのかもしれません。
だから、コーヒー豆の一粒一粒、そして一杯のコーヒーを大事に大切に
扱って、飲んでいきたいと思います。
いつか気軽にコーヒーが飲めなくなる日が来るかもしれないし、
どれだけお金を出してもコーヒー豆が手に入らなくなるかもしれないから。
古川珈琲 古川裕介(ふう店長)