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コーヒーの2050年問題と言うけれど・・・

公開日:2024/12/14 更新日:2024/12/15
いつもお世話になっております。 古川珈琲のふう店長です。 コーヒーの2050年問題という話があります。 一言でいえば、2050年、気候変動によりコーヒー栽培適地が 現在の50%にまで減少するというものです。 といっても2050年のことだから、まだまだ先のこと・・・。 その時にどうなるかもわからないし、心配することもないよね。 そのように僕は軽く受け止めていました。 でも、2050年どころか、もう目の前にその問題が来ていることに 僕はショックを受けました。 今年のある日、午後2時頃だったと記憶していますが 僕がコーヒーの生豆を調達してもらっている某商社の担当の方から、 「古川さん、大変です!古川さんが指定している豆の輸出が止まっていて、 国内にも在庫がなくて・・・とにかく豆が無いんです。他の豆も!」 こんなこと急に言われて、もう目の前が真っ白になりました。 でもね、僕は運が良いのかわからないのですが、 担当の方が全力で働きかけてくれて、古川珈琲の指定している豆を奇跡的に 入るようにしてくれたことで、九死に一生を得ることができました。 そんな危険で、ほんと危なかったことが今年はありました。 ただ、こんなことが、これからもいつ起きるかもわからない・・・。 そんな時代に入っていることは確かです。 それに加えて、昨日もコーヒー豆の国際価格は過去最高値を記録しています。 もうどこまで上がり続けるのかわからないです。 つまり、それだけ世界のコーヒー豆の量が足りていない証拠なのかもしれません。 だから、コーヒー豆の一粒一粒、そして一杯のコーヒーを大事に大切に 扱って、飲んでいきたいと思います。 いつか気軽にコーヒーが飲めなくなる日が来るかもしれないし、 どれだけお金を出してもコーヒー豆が手に入らなくなるかもしれないから。 古川珈琲 古川裕介(ふう店長)