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豆を焦がすと苦くなる

公開日:2024/10/24 更新日:2024/10/24
お世話になっています。 古川珈琲のふう店長です。 コーヒー豆を深煎りに焙煎すると豆の表面は真っ黒に近い色になります。でも本当に豆の表面が真っ黒になるまで焙煎すると焦げてしまい、そうなると焦げたことによる苦みが強くなります。その苦みはコーヒー本来の苦みというよりは焦げた苦みと言えます。僕はそういう苦みは嫌なので、豆を焦がさず深煎りに焙煎します。 でも当店の豆でも見た感じ、豆の表面は真っ黒に見えますが、僕の焙煎した深煎り豆をよく見ると、完全な真っ黒ではなく濃いめの茶色になっています。それでも黒く見えるのは深煎りに焙煎することによりコーヒー豆から滲み出てくる油(コーヒーオイル)が豆の表面を覆うために艶が出て見た感じ真っ黒に近い色に見えます。 当店の人気ブレンド「インディアン」「ピアノトリオ」「鉄人デンジャー」はじめ各種アイスコーヒーはすべて、この焦がさない絶妙な深煎り焙煎で仕上げています。というより僕は絶対に豆を焦がしません。 ただ、焦がさないようにと思っても、焦げる手前で焙煎を完了するのは、実際とっても難しいです。なので、かなりの技術と感覚が必要になります。誰も真似ができないとまでは言えませんが、この焦がさない深煎り焙煎をマスターするにはかなりの訓練と感性が必要だと僕は思います。 当店の深煎り焙煎豆が配合されたコーヒーは香ばしい苦みはもちろん抽出されたコーヒーには透明感があり、後味にはほんのり甘みも感じられます。まだお飲みになられたことがない方は、ぜひご賞味ください。きっとこれまで味わったことがないような雑味がなく濃厚でクリアなおいしさに感動していただけると思います。 古川珈琲 古川裕介(ふう店長)