お世話になっています。
古川珈琲のふう店長です。
僕は毎月【新しい生豆】を仕入れて、その月に全部、使ってしまって次の月にまた新たに【新しい生豆】を仕入れます。なので、何ヶ月も何年も長期在庫として倉庫に保管している生豆は、ほとんどなくて、常に外袋に変色および汚れがなく綺麗な状態の麻袋に入った【新しい生豆】をふんだんに使ってコーヒーを作っています。
ただ、この【新しい生豆】を仕入れるのは簡単ではなくて、数量も限られていて、さらに豆粒の状態の良いものとなると普通は入手が難しいと思います。でも僕は、その入手が難しい【新しい生豆】を手に入れることは得意なほうで、これまでもずっと【新しい生豆】を仕入れてきました。当然、これからもそれは続けていくつもりですが、年々その【新しい生豆】の入手が気候変動による気温の上昇などにより困難になってきていると言えます。でも大丈夫!安心してください。僕の元にはこれからも【新しい生豆】が、ちゃんと入ってくるようになっていますので、お客様にはこれまでと変わらず【新しい生豆】を使った美味しいコーヒー豆をお届けいたします。
あっ!今、思い出したのですが以前、お客様より、このようなご感想をいただいたことがあります。「新鮮過ぎて、炒られ、挽かれたのを豆自身が気付いていないんじゃないかとさえ思わされる・・・」それくらい僕が選んで使っている生豆が新鮮なのは確かです。
あと、新鮮なコーヒー豆ほど、ドリップして淹れるときに粉が膨らむというイメージが強いですが、膨らむコーヒーが必ず美味しくて新鮮かというと、そうも言いきれないように僕は思います。コーヒーが膨らむ、膨らまないかは気温や季節によっても変わってくるので、一概に膨らまないコーヒーは古いということではないと僕は思います。香りもその日の気温によっては香りがスゴクするときと香りが全くしないときもあったりします。たとえば、今日は香りがしなくても明日になると香りが出てくるということも実際にあります。なので、その時の状態だけでそのコーヒー豆を判断することはもったいないと僕は思います。コーヒー豆にも気分があって、日によってその気分も変わる・・・そんな感じです。それだけコーヒー豆って、ほんとうに繊細なのです。でも、そこがまたコーヒーのおもしろさであり楽しさでもあると僕は思います。
古川珈琲 古川裕介(ふう店長)