ヒノキ科ヒノキ属に分類される日本固有種の針葉樹。
気乾比重:0.41
杉と並び国産針葉樹を代表する木材です。
昔から良材として扱われ、神社仏閣などの建築物から家具、建具、仏像など幅広く活用されてきました。
特に有名なのが伊勢神宮で、20年に一度の式年遷宮の際には大量のヒノキを用いて社の建て替えを行います。
上品な色味で肌目が緻密、仕上がりが綺麗で光沢が出るほか、
暴れが少なく加工しやすい上、水に強い、強度も高いなど、構造材としても優れています。
またヒノキ風呂などに代表されるように、リラックス効果のある爽やかな香りを漂わせます。
一方で割裂性(繊維方向への裂けやすさ)の高さから、乾燥時に割れる事も多く、製材屋泣かせの素材でもあります。
杉に比べて成長が遅く、また杉と違い湿気の多い場所は好まないなど生息場所を選ぶことから杉より流通量は少なく、高価な樹種です。
樹木は杉とよく似ていますが葉の形状が最もわかりやすい違いです。
左:ヒノキの葉 右:スギの葉
ChillGreenではその白い木目の美しさ、香りなどからダイニングテーブルやデスクの天板として、3種類の材の中では最も人気の素材です。