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金魚特集

公開日:2024/08/03 更新日:2024/08/04
金魚ってどんな種類?
学名はCarassius=フナ、auratus=黄金の色をしたという意味。 金魚は黒の色素のないヒブナを観賞用に飼育したのが始まりで、現在までにさまざまな色や形の品種が作出されてきました。 縁日などで古くから親しまれ、日本人にとって最もなじみ深い観賞魚といえます。 金魚の原産は中国で、日本へは室町時代ごろにやって来たといわれています。 現在では中国、東南アジアをはじめ、国内でも有名産地だけでなく全国で生産され、愛好会も多く存在します。 海外でも錦鯉と共に人気を集めています。
金魚の種類
他にも可愛い金魚たちがまだまだいます
体色の種類
他にも鮮やかな体色を持つ子たちもいます
飼育のコツ
金魚は病気にさえならなければ、非常に丈夫で水質の悪化や低温にも耐えうる強靭さを持っており、単独であれば金魚鉢などでも飼育可能です。 成長すると大きくなり、水を汚すのも早いので60cm以上の水槽や屋外飼育用の池が適します。 信楽焼の鉢や水槽の和風な雰囲気が金魚にもぴったりです。
金魚の多くは泳ぐのに適した体型、ひれを持たず、遊泳力が強くありません。 そのため強い水流を好みません。また高水温、低水温のどちらでも調子を崩してしまいます。 安定した水温を維持しながら、直射日光が当たらない場所で飼育する必要があるので、フィルターとヒーターが必要不可欠です。
餌は人工飼料で特に問題ありませんが、熱帯魚用のものに比べ脂肪分の少ない専用品が適しています。 水槽内の藻や水草など、植物質の餌も好み、美しい色彩を保つには色揚げ効果の高い餌も効果的です。 金魚は非常に大食漢ですが、整った体型を維持し、水質の悪化を防ぐためにも少量を複数回与えた方が良いしょう。 特に冬は水温が低くなり活動が鈍るので、餌は少なめに与える必要があります。
繁殖について
金魚は1歳で繁殖可能になりますが、親魚に適するのは2歳以上から5歳くらいです。 春先に繁殖期を向かえ、オスは発情すると口やエラに追い星と呼ばれるボツボツが出現します。 産卵が行われるのは朝方が多く、オスが激しくメスを追いかけ、水草などの産卵床に卵を産み付けます。 産卵された卵は親魚に食べられてしまうので、発見次第別の水槽に移し、25℃程度の水温で十分にエアレーションを行うと、1週間程度でふ化します。 ふ化した稚魚はしばらく餌は必要なく、遊泳を開始したらブラインなどを与えると良いでしょう。 金魚の稚魚は黒い体色を持ち、成長とともに黒い体色が落ち体色が判別可能となり、ひれの形状や体型などに注意して選別をしていきます。
混泳時の注意点
金魚は基本的に温和なので同じ金魚同士や、小型の日本淡水魚などと混泳可能です。 低水温に耐えられ、中性付近の水質で飼育できる温和な種が適し、ドジョウやハゼ類は混泳可能です。 エビや貝との混泳も問題ありませんが、エビは導入時に捕食されやすいので隠れ家を十分に用意すると良いでしょう。 金魚同士で混泳させる場合は、泳ぎが苦手な種類や視力の弱い種類を中心に考え、活発な種類との混泳は控える必要があります。 追加で新たに金魚を導入する場合は細菌性の疾患や寄生虫を持ち込むことが多いので、必ずトリートメントを行って様子を見てから追加してください。