アヒージョ鍋（カスエラ）の選び方~使い勝手編~

アヒージョは、オリーブオイルで具材を煮込むスペインの料理です。 　美味しく、手軽に作るためには鍋選びが大切ですが、どれが良いかは個人の「好みによる」としか言えません 　使い勝手の面から考えてみましょう。

アヒージョ鍋には、陶器製、鉄製、ステンレス製などがあります。 それぞれにアヒージョの仕上がりやお手入れ方法も違ってきます。

【テラコッタ陶器製】 　本場スペインではカスエラ（cazuela）と呼ばれる伝統的なテラコッタ陶器製が今でも使われています。 　オイルの温度を一定に保ちやすく、じっくりと調理できます。熱を均等に伝えるため、食材の旨味を引き出しやすいです。 　陶器の表面の目に見えない小さな穴に味が染みこむことで、だんだん美味しいアヒージョが作れる鍋を作るというエイジングの楽しみもあります。 　本場スペインで使われているのはほぼテラコッタ陶器製で、カサピースが扱うのも全てテラコッタ陶器です

【鋳鉄製】 　鉄でできたいわゆるスキレットは均等に熱が通るため、アヒージョをじっくりと煮込むのに適しています。 重さがあるので、大きいものはテーブルに運ぶ時などの扱いに注意が必要です。 　また、錆びやすいので使用後は毎回シーズニングと呼ばれる油を慣らす手間が必要です。

【ステンレス製】 　ステンレス鍋は軽量で扱いやすく、熱伝導が良いためすぐに熱くなる代わりに、調理後冷めるのも早いです。 　お手入れは比較的簡単で、いつまでも綺麗に使いたい方にはおすすめ。その代わりエイジングさせてより美味しいアヒージョを作る楽しみはステンレス製にはありません。

取っ手の有無はコンロからテーブルへの移動と、収納、見た目の好みで選びます。 　伝統的なアヒージョ鍋は取っ手がなく、比較的浅いものが多いです。綺麗に重ねて収納できるため、場所を取りません。（下画像左） 　取っ手付きは同じサイズでも容量が増えるため、コンロからテーブルに運ぶ時に少し安心感があります。（余ったオイルはパスタソースにどうぞ！） またコロンとした形が可愛いのも人気です。（下画像右）

「美味しいアヒージョは一日にしてならず」 じっくり鍋に味を染みこませたカスエラで作るアヒージョは別物！ ご家庭とスペインレストランの味の違いはこんなところにもあります。 　染みこみをエイジングと考え美味しいアヒージョを目指すのか、鍋をピカピカのまま使うことを優先するのかで選ぶ素材が変わります。 　旨みをたっぷり引き出すエイジングを考えるなら、伝統的なスペインのテラコッタ製カスエラがオススメです。

テラコッタ製のほとんどのカスエラは直火、オーブン、電子レンジが使えます。 アヒージョを作るなら直火可の方が便利です。 ↓　↓　↓　↓　直火可　↓　↓　↓　↓

小さいサイズ（12cm以下）のものは直火不可です オーブン調理するか、小皿としての使用がオススメ ↓　↓　↓　↓　直火不可　↓　↓　↓　↓

カサピースのテラコッタ製カスエラのフルラインナップは ↓　↓　↓　コチラ　↓　↓　↓　から ご覧いただけます