パエリアのバリエーションを楽しもう

パエリアはスペイン東部バレンシア地方発祥の料理です。 この地域は地中海に面しており、豊かな農産物と新鮮な海産物に恵まれています。 スペインの各地域で異なるスタイルや具材が使われ、地域ごとに独自のレシピが存在します。

地域：バレンシア、観光地など 特徴：肉類とシーフードを両方使用した欲張りなパエリアです。観光地では最も一般的なスタイルとなります。 具材： 鶏肉、ウサギ肉（または豚肉） エビ、ムール貝、イカ サフラン、トマト

地域：バレンシア 特徴：パエリアのオリジナルとされ、最も伝統的なレシピです。サフランは色付けと風味付けの為の重要な役割を果たします。直火で炊き上げることが多く、米がカリッとした「ソカラ（おこげ）」部分が特徴です。 具材： 鶏肉とウサギ肉（肉の種類は地域によって変わることもあります） サフラン（風味と色付け） トマト、赤ピーマン、アーティチョーク

地域：海岸沿い全般（特にバレンシア、カタルーニャ） 特徴：魚介類をふんだんに使ったパエリアで、肉類は使わないのが特徴です。特に新鮮な海の幸が豊富な地域で好まれます。シーフードストックを使って魚介の旨みたっぷりに炊き上げましょう。 具材： エビ、ムール貝、アサリ、タコ、イカなど トマト、ガーリック、赤ピーマン レモン（仕上げに添える）

地域：バレンシア、カタルーニャ 特徴：現地ではアロスネグロ（黒い米）という名で呼ばれているパエリア。イカスミはパスタでもおなじみですね。 イカスミが入ったパエリアは味わい深さが特徴です。 レモンやアリオリソース（ガーリックマヨネーズ）との相性が最高なので、ぜひ添えてお召し上がりください。 具材： イカスミ（またはイカスミペースト） イカ、エビ、ムール貝 イカスミ トマト、タマネギ レモン、アリオリソース

地域：海岸沿い全般（特にバレンシア） 特徴：魚のアラなどを使って、魚介の出汁で煮込む料理。リゾットのような柔らかい食感になるのがパエリアとは異なります。シンプルながらも魚の旨味がしっかりと感じられる一品です。 具材： 魚、イカ、エビ、ムール貝など 魚のあら（骨や頭など）

地域：カタルーニャ 特徴：フィデウワとは米の代わりにフィデウスという細めのパスタを使う変わり種パエリア。炊き上げる際にパスタが立ち上がり、パリパリとした独特の食感になるのが特徴です。 専用のパスタが用意できない場合は、冷製パスタに使うカッペリーニを短く折ったものやマカロニで代用します。 具材に決まりはありませんが、エビを入れることが多いようです。 具材： フィデウス（細いパスタ） エビ、ムール貝など トマト、タマネギ レモン、アリオリソース

パエリアを日本の炊き込みご飯のように季節の素材で楽しんでみてはいかがでしょう？ 組み合わせは無限大！お好きな素材でアレンジしてみて下さい 春：ホタルイカとタケノコのパエリア 　　桜エビとアスパラのパエリア 夏：トマトと夏野菜のパエリア 　　焼肉パエリア 　　 秋：秋鮭とキノコのパエリア 　　秋刀魚とさつまいものパエリア 　　 冬：牡蠣とほうれん草のパエリア 　　鱈と大根のパエリアゆず風味

スペインでプロも使うEL CID社の鉄製パエリアパン パエリア専用に作られているので、鉄板の厚さや深さなども一番美味しく作れるように設計されています ご家庭のコンロなら34cm以下のサイズがオススメです