毎冬定番の最強ダウン。バルトロライトジャケットの魅力とサイズ感をまとめました。

バルトロライトジャケットはノースフェイスのダウンジャケットラインナップの中でも名品と呼ばれる1着。 同じく90年代に登場し現代までその名を残しているヘリテージモデル ・ヌプシジャケット ・ヒマラヤンパーカ（ヒムダウンパーカ） の中間にあたるモデルです。 トップモデルであるヒムダウンパーカではノースフェイスのアイコンである素材の切り替えが袖口まで続いているのに対し、ヌプシでは肩部分まで、バルトロでは肩部分プラス肘周りになっているということからもこの定番3モデルの関係性が窺えます。 バルトロとはパキスタン・カラコラム山脈に実在する氷河の名前で、世界で2番目に高い山であるK2へのルートとしても知られています。 麓でも標高が3,450mに達するバルトロ氷河は、四方を標高8,050mのK2など6~7,000m級の名峰たちに囲まれているその地理的特性から世界中のクライマーたちのシンボルであり究極の目標のひとつとなってきました。 それらのピークへアプローチを試みるには数日間にわたるバルトロ氷河上のハイクが必要となり、ここで生まれたのがバルトロライトジャケットの基となったバルトロジャケット。 バルトロジャケットは当時のダウンジャケットとしては珍しくGORE-DRYLOFT（現GORE-TEX WINDSTOPPER®）を採用したハイスペックモデルで、アウトドアのみならず90年代ニューヨークのストリートシーンを代表するアウターへと成長しました。 現在においてもSUPREMEコラボや23秋冬シーズンに海外で復刻されたヒマラヤン-バルトロジャケットにその姿を残しています。 現行のバルトロライトジャケットはそんなバルトロジャケットを現代の最新素材と技術でアップデート。 アイコンの肘部分の素材の切り替えはそのままに、スマホなどの収納に便利な胸ポケットを備え、タウンユースや天体観測などの現代の着用シーンに合った1着となっています。 これ以降はそんなバルトロライトジャケットの魅力とサイズ感について解説していきます。

バルトロライトジャケット最大の人気の理由がその圧倒的な暖かさ。 バルトロライトジャケットにはノースフェイスが誇る独自素材「光電子ダウン」がたっぷりと詰め込まれています。 光電子ダウンとは人間の体温によって生み出された遠赤外線を活用して直接的に人体を保温する素材。 ダウンが作る空気の層による断熱性で外気から体温を守るのに加え、内側からも暖かさを作り出してくれるんです。 これにより真冬の夜の天体観測にも対応する保温力がありながら他のハイロフトダウンに比べてタウンユースでも暑くなりすぎず快適な温度を保ってくれるという特性を持っています。

これだけダウンをパンパンに詰め込んだジャケットでありながら圧倒的な軽さがあるのもバルトロライトジャケットの魅力です。 一度袖を通したことがある方はお分かりかと思いますが、本当に見た目より軽いんです。 この軽さを可能にしているのがバルトロライトジャケットが採用している生地です。 30DのGORE-TEX WINDSTOPPER®は防風性とダウンを濡れから守る撥水性、透湿性を持ち合わせていながら薄く軽いという性能を持っています。 付属する収納袋を使えばコンパクトに持ち運ぶこともできるため、海外旅行などでスーツケースに入れて持っていくことも簡単です。

バルトロライトジャケットと他のノースフェイスのダウンジャケットとの違いがそのスタイリッシュなデザインです。 ダウンの偏りを抑えるためのバッフル(=仕切り)が表に露出しない構造のため、もこもこした印象にならずすっきりと着こなすことができます。 バッフルが外側に出るヌプシジャケットやヒムダウンパーカはアウトドア感が強くなりますが、バルトロライトジャケットはより都会的な印象になりますよね。 特に色の切り替えのないブラックカラーはツルっとしたシンプルなデザインためどんなスタイルにも合わせやすいです。 またバルトロライトジャケットのジャスト丈でピッタリ目のサイズ感は着たまま車に乗り込めるという副次的なメリットも生み出しています。

ここからはバルトロライトジャケットのサイズ感について解説していきます。 見た目以上にボリュームあるダウン量でタイト目なサイズ感となっているためSかM、Mかなど間のサイズで悩むような方は1つ大きいサイズの着用がおすすめです。 たっぷり詰め込まれたダウンにより型崩れしにくいためゆったり目が好みの方はサイズを上げてオーバーサイズに着用することも可能です。 ここからは男女それぞれのモデル着用画像を掲載しますので是非参考にしてみてください。

ノースフェイス定番ダウンのひとつであるバルトロライトジャケットはもちろん派生モデルも豊富です。 当店では ・毎年異なる柄で登場する「ノベルティバルトロライトジャケット」 ・素材とサイズ感を変更して23年からスタートした「オルタレーションバフズジャケット」 ・この冬最新作のレディースモデル「ショートバルトロライトジャケット」 を取り扱っておりますので、是非本家バルトロライトジャケットと合わせてチェックしてみてください。

「北壁」 クライミングにおける最も挑戦的な側の名を冠し、1966年にアメリカ・サンフランシスコでダグ・トンプキンスにより創業されて以来ノースフェイスは夢を追う冒険者たちを支えてきました。 "NEVER STOP EXPLORING"（＝飽くなき探求心）のコンセプトのもと、限界を超えた可能性への挑戦を後押しします。