この春はショルダーバッグに注目。各アウトドアブランドから大容量の新作が登場中。

近年盛り上がりを見せるアウトドアファッション、いわゆる「ゴープコア（Gorpcore）」スタイル。 その流れの中で、テック系シェルジャケットやカーゴパンツと並び注目を集めているのが、大容量のショルダーバッグです。 きっかけのひとつとなったのは、ARC'TERYX SYSTEM_Aから復刻された「QUIVER CROSSBODY」やOakley Softwareの「Sandbag Slingpack」といった2000年代初頭のスリング型クロスボディバッグ。 90年代後半~00年代のアウトドアギアを彷彿とさせるこのバッグは、ファッションと機能を兼ね備えたアイコンとして、海外のスタイリストやインフルエンサーの間で火が付きました。 そしてその影響は、アメリカやヨーロッパ、日本国内にも波及し、各ブランドがこぞって容量のあるスリングバッグやメッセンジャーバッグをリリースするようになりました。 このトレンドの背景にあるのは、「街での実用性」と「アウトドア由来の機能美」の融合。 スマホや財布だけでなく、ボトルやサブウェア、ガジェット類までしっかり収まる収納力は、日常のさまざまなシーンで頼れる存在です。

中でも今季注目なのが、用途に応じて形を変える2ウェイタイプのショルダーバッグ。 ショルダーにもトートにもなる仕様や、取り外し可能なストラップなど、2000年代アウトドアウェアに見られたリバーシブルやディタッチャブルスリーブのような“ギミック感”が、今の気分にフィットしています。 一方で、メッセンジャーバッグも再評価の波の中にあります。 過剰な装飾を排したシンプルなデザインに加え、ワンアクションで中身にアクセスできる使いやすさは、ストリートと相性抜群。 カジュアルにもミニマルにも合わせられる汎用性の高さも魅力です。 ここからは、そんな2025年春に注目したい“大容量ショルダーバッグ”をピックアップ。 今の気分にぴったりなアイテムを、スタイル別にご紹介していきます。

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