最高の着心地を追求する北欧アウトドアウェアブランド、フーディ二の魅力とは。

スウェーデン発のアウトドア/スポーツウェアブランドであるHOUDINI(フーディ二)。 北欧らしいミニマルなデザインと機能性、そしてブランドコンセプトである「最高の着心地」により着々とファンを増やし続けています。 当店サンデーマウンテンと実店舗THE GATEスタッフの間でも愛用者が多いブランドのひとつ。 今回はそんなサンデーマウンテンスタッフがいちHOUDINIファンとしてブランドの魅力を語ります。

1993年に設立されたスウェーデンのアウトドアカンパニーHOUDINIは、あらゆるアウトドアのシチュエーションに対応する、一貫したレイヤリングコンセプトを持つ製品づくりをしています。 そのレイヤリングコンセプトは"究極の心地良さ"。 アクティビティを持続的に集中するための着心地を一番重要とし、デザイン・縫製の工夫・素材やパーツの選択。もちろん最低限のウェアスペックををクリアし、まるで体の一部であるかのような錯覚を起こす着心地の良さを提供し続けています。

フーディ二の魅力は着心地なしには語れません。 2003年登場のロングセラーであり今もベストセラーであり続ける名作フリース「Power Houdi(パワーフーディ―)」はその毛布に包まれるように柔らかな肌触りとどこまでも体の動きに追従するストレスフリーなストレッチ性により世界中のアウトドア好きを虜にしてきました。 フーディ二は元々クライミングやスキーといったストップ＆ゴーが多いアクティビティの中で必要な筋肉を温めつつ着る者をオーバーヒートさせないベースレイヤーとフリースの必要性から始まったブランドです。 のちのポーラーテック社であるモールデン・ミルズ社との出会いによりこのアイデアが形になり、その後も2社のパートナーシップから最高の着心地を持つ様々な革新的素材が生み出されてきました。 デザイン性や低価格を売りにしているアパレル製品、軽さや速乾性、防風性や防水透湿性といった機能性を売りにしているアウトドアウェアは世の中に数多く存在しますが、着心地を追求している服は少ないですよね。 一方で普段の生活での快適さやスポーツ、アウトドアアクティビティ中のパフォーマンスに直結するのが着心地です。 季節や気温、天候に関わらず快適な着心地を提供してくれるフーディ二のアウトドアウェアはデスクワーク中から山頂まで、常に身につけていたくなる製品が揃っています。

家具や生活雑貨を中心にシンプルで温かみのあるデザインでが老若男女に支持される北欧デザイン。 スカンジナビアミニマリズムという言葉に代表される、余分なデザインのないシンプルなフォルムと自然から着想を得たアースカラー単色の色使いが特徴です。 スウェーデン生まれのフーディ二のプロダクトデザインにももちろん北欧らしさが息づいています。 フーディ二のプロダクトデザインが目指すのはファストファッションや替えのきくガジェットではなく、人が服を選ぶ際に重視する品質、デザイン、機能性のすべての面において時間を経ても取り換える必要性が生まれてこない、人生の相棒となる製品です。 製品がアウトドアでも日常でも使える万能性を持ち合わせていることにより我々ユーザーは最小限のワードローブから最大の可能性を作り出すことができます。 また無駄のないプロダクトデザインはブランド独自の美学を打ち出すと同時に、破損が発生する可能性を抑えより長い製品寿命を実現しています。 ロゴの主張すら最小限の、機能性が形になったミニマルなデザイン。 これこそがアウトドアウェア、テックウェアのひとつの極致ではないでしょうか。

パタゴニアに代表されるように製品の環境影響をアウトドアブランドは多いですがもちろんフーディ二もそのひとつです。 フーディ二は創業以来循環型社会の実現を目指し、大量生産・大量消費型の社会と戦う姿勢を見せてきました。 フーディ二の循環型社会実現への取り組みは大きく分けて2つあります。 1．素材選び コットンやウールなどの天然繊維は生分解性がある一方で製造の過程において水資源の搾取、化学薬品の使用、過剰な土地開発、海洋酸性化、過剰施肥といった側面から気候変動に影響を与えます。 一方のポリエステルなどの化学繊維は埋立によるごみ処理やマイクロプラスチック汚染といった問題を引き起こしています。 これらの背景からフーディ二は天然繊維では植物由来で生分解性がありリサイクルも可能なTENCEL™と生産背景が透明化されたメリノウール素材のみを使用し、ポリエステルも大部分において水使用とCO2排出を抑えるリサイクル素材を活用しています。 これにより2022年秋冬コレクション時点で全製品のうち83%を完全に循環型素材から作られたアイテム、85%をリサイクル可能(うち35%は生分解性がある)なアイテムで占めている状況を実現しています。 近年になって、フーディ二が誇るパワーフーディ―などのポリエステル製フリース素材は1回の洗濯で数百万のマイクロプラスチックを生み出すばかりか、着用中にもマイクロプラスチックを大気に放出し続けていることが判明し問題になっています。 これに対してフーディ二とポーラーテック社が出した回答が2020年登場の新素材Power Air Light 素材を使ったモノエアシリーズです。 従来のフリースに求められている機能をそのままに生地からの繊維の抜け落ちを80%低減し、土壌、河川や海洋の汚染を可能な限り最小限に抑えることを実現しました。

2．長い製品寿命 どれだけ循環型の素材を使用し、生産がEU圏内で完結する状況を整えても、製品の生産過程が持つ環境影響をゼロにすることはできません。 だからフーディ二はどのブランドよりも製品が長持ちすることを重視しています。 さらにスウェーデン本国ではウェアのレンタルや中古品の販売といった従来のアパレル産業とは異なる切り口での取り組みも行っています。 どうせ買うなら長く愛用できる製品を選びたいですよね。 ぜひこれを読んだあなたも、一生ものになるフーディ二のアウトドアウェアを選ぶことで、世界のアウトドアの環境を維持するフーディ二コミュニティの一員になりませんか。