一生ものになる大人のアウター。Barbourの魅力を伝えたい。

英国上流階級のアウトドア・ライフスタイルを体現するブランドであるバブアーは、1894年ジョン・バブアーによりイングランド北東部のサウスシールドで創業。 北海の不順な気候の下で働く水夫や漁師、港湾労働者のため、防水性に優れたオイルドクロスを提供したのが始まりです。 当時革新的だったオイルドクロスを用いた高品質のウェアは瞬く間に英国中に知れ渡り、第一次・第二次世界大戦時には防水服としてイギリス軍にも供給されるまでになりました。 英国王室から1974年、1982年、1987年に授かった3ワラントにより「英国王室御用達」ブランドとして最高峰の地位を確立しています。 バブアーと言えばワックスジャケット。 ハンティング、フライフィッシング、乗馬といった70年代の英国上流階級のアウトドアアクティビティを支えた名品たち。 現在に至るまでイギリス・サウスシールドの自社工場にて熟練の職人の手によって丁寧に製造されてきました。 そんなバブアーのワックスジャケットはその独特の上品な光沢感や重厚さにより長年にわたって本物志向の大人たちの視線を集め続けています。 ブランド全体としても当店での人気は年々高まり続けています。 今回はこの秋冬も大本命アウターの1つであるバブアーの魅力と人気の理由をお届けします。

前述のとおりバブアーの物語は1894年、イギリス・サウスシールドの市場で始まりました。 1907年にカタログ販売事業を始めたバブアーの認知度は徐々に高まり、1917年には全体の75%の売上をカタログ事業が構成し、広く南アフリカや香港まで大英帝国中から受注が入るようになったといいます。 1936年にモーターサイクル用ウェア事業に参入。 俳優のスティーブ・マックイーンが着用したことでライダースジャケットの代名詞としての地位を確立したバブアーのワックスジャケットはすぐにイギリス国内すべてのチームから採用されるようになり、1977年に至るまでイギリス・インターナショナルチームにも採用されました。 バブアーのワックスジャケットの耐久性、防水性を証明したのが2度の世界大戦です。 特にモーターサイクル用ジャケットをベースに制作され、潜水艦ウルスラ号の乗組員に提供されたウルスラ・ジャケットが有名です。 1980年、乗馬用のビデイル・ワックスジャケット、ウェーディング用のスペイ・ジャケットが登場。 続いて1983年にはビューフォート・ワックスジャケットの販売が開始。 これらすべてが大ヒット商品となりカントリー・ジェントルマンたちの装いを彩りました。 これらの実績からその高い品質と信頼性が評価され、1974年にエディンバラ公フィリップから、1982年にエリザベス女王から、1987年にはチャールズ皇太子と、3人からそれぞれイギリス王室御用達の認定を受けました。 イギリス王室御用達に認定されたおよそ800の企業や個人のうち、3ワラントすべてを保持しているのは大変希少な事実となっています。

バブアーのワックスジャケットの魅力はその素材にあります。 コットン素材にオイルを塗り込むことで防水性を持たせたワックスドコットンが持つ独特の光沢感は世界中の人々を魅了してきました。 着用や保管に気遣いを必要とする扱いづらさをも感じる生地ですが、正しいメンテナンスを行うことで風合いが増し、愛着を持って長く着続けられる、まさに大人のためのアウターです。 ワックスジャケットに共通するコーデュロイ素材の襟もバブアーのアイコニックな特徴のひとつ。 風が強い日に襟を立てて着用すれば英国紳士の気分を味わえます。 またグローバル化が進んだ現代においても、バブアーのワックスジャケットは創業の地、サウスシールドで職人たちの手作業による製造、修理が行われています。 変わらない生産背景による高い品質も本物を求める大人にバブアーが選ばれてきた理由です。 ドレス、ビジネススタイルからカジュアルダウンにまで、幅広いシーンに馴染むバブアーのワックスジャケット。 ダウンジャケットほどの暖かさを必要としない春秋の時期にはもちろん、ニットやフリースと合わせながら冬にも着たくなってしまうアイテムです。 ぜひサンデーマウンテンでこの秋お気に入りの1着を見つけてみませんか。