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【今更聞けないワインの知識03】スパークリングワインはシャンパンとどう違う?

公開日:2024/10/17 更新日:2024/10/21
記念日などお祝い時に飲まれることが多いスパークリングワイン。名前の通り発砲性のあるワインのことを言います。ワイングラスで立ち上がる美しい泡が魅力ではないでしょうか。赤・白・ロゼ、辛口・中辛口・甘口、泡が口いっぱいに広がるものから繊細で上品なものまで幅広く様々です。今回はスパークリングワインについてご紹介します。
シャンパンとどう違う?
実はシャンパンはスパークリングワインの一種。フランスのシャンパーニュ地方で、ワインの法律で定められた条件をすべて満たして造られたスパークリングワインのみシャンパンと呼ぶことができます。つまりスパークリングワインをシャンパンと呼ぶことはできないのです。国によってスパークリングの呼び名は異なり、フランスでは「ヴァン・ムスー」、イタリアでは「スプマンテ」、スペインでは「エスプモーソ」などがあります。
スパークリングワインの製造方法
スパークリング製法はいくつかありカナダ・オンタリオ州では、伝統的製法とシャルマ方式の2つが最もよく使われています。
●伝統的製法 スパークリングワイン用のブドウは早摘みされることが多く、全体的に糖度が低く酸度が高い状態で収穫されます。ブドウが割れるのを防ぐため、手摘みで収穫するのが一般的。 一次発酵を終えた発泡していないワイン(スティルワイン)に酵母と糖分を加えて瓶詰めし、密閉した瓶内での二次発酵で泡を発生させます。 じっくりとワインを発酵させるため、きめ細かな泡が生まれます。時間と手間、コストもかかることから高級スパークリングに用いられるのが特徴です。
●シャルマ方式 大きなステンレスタンクに入れて密閉し、その中で二次発酵させる製法です。伝統的製法よりコストを抑えることができ、短期間で手間をかけることなく造ることが可能です。 製造過程でワインが空気に触れることがなく、フレッシュでフルーティに仕上がるのが特徴。泡のきめ細やかさや持続性は伝統的製法には劣るので、ワインを選ぶ際参考にしてみてください。
コルクを抜く時の注意点
コルクの飛び出るスピード時速50kmにも及びます。 けがの恐れがありますので、周囲に人がいないか確認してから開けるようにしましょう。 また、ガス圧でコルクが上がってきます。ワインによってはワイヤーを緩めた瞬間にコルクが飛び上がってくることがあるため、コルクの上部をしっかりと親指で押さえてください。 ワイヤーを外す場合には必ずコルクから親指が離れないようにしましょう。ワイヤーを外さなくてもコルクは抜けますので、無理にワイヤーを外す必要はありません。
スパークリングワインに適したグラス
スパークリングワインを楽しむためにはフルートグラスは欠かせません。ボウル(ワインが注がれる本体部分)に手が触れないようステム(グラスの脚)が十分に⾧い、細身のフルートが最適です。細身のフルートはワインをより⾧く冷たく保ち、泡を⾧持ちさせます。