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盆栽と迎えるお正月特集

公開日:2024/11/14 更新日:2024/11/19
お正月とは、年神様(お正月の神様)をお迎えして新しい年を祝う行事です。家を綺麗にして縁起のよいお飾り、盆栽でいうなら松竹梅や南天、福寿草、万両などを飾って年神様をお迎えしましょう。近年では和洋どちらにも合う和モダン盆栽を飾られる方も多く、プレゼントとしても喜ばれています。
お正月に飾る松竹梅
お正月には室内を彩る縁起の良い正月飾りとして松竹梅の寄せ植えを楽しみます。 おせち料理と同じで、それぞれに意味のある植物を寄せ植えしています。松や竹は冬でも緑で色が変わらないことから、心変わりしないことの意味や、健康と長寿の象徴、また「待つ」という意味なども表し古くから大変縁起の良い木とされています。梅は冬の寒さの中で美しい花を咲かせることから堪え忍び飛躍するとう意味を。厄除けの意味のある「南天」や一家繁栄の「福寿草」、明日の幸福という意味の「藪柑子」を一緒に植え込んだりして、福を迎えその年の縁起を担ぎます。
松竹梅の由来
松竹梅とはもともと中国からきた考え方で、宋の時代の文人が好んで描いた絵の歳寒三友(さいかんのさんゆう)から来ています。歳寒三友とは松竹梅を指しますが、松と竹は冬の寒さでも緑を保ち、梅は寒い中でも花を咲かせる、これらの清廉潔白な様を水墨画として描き始めたことが広がり、平安時代に日本に伝わりました。日本でも松竹梅が絵や陶磁器に描かれ民間の間でもブームになり、祝い事や慶事の際にもちいられることが多かったことから、松竹梅は目出たいという考え方になりました。
プロフェッショナルに作られた伝統の松竹梅
盆栽生産者は、強く、美しく花を咲かせるために品種改良を重ね、小さい鉢の上でも満開の花を咲かせたり、力強い緑の葉を作り上げるために、土壌改良を繰り返し、たゆまない努力を続けています。その生産者からバトンタッチして盆栽職人がその素材を小さな鉢の上でより小さくより風格を出すために剪定をし、針金で矯正をおこないながら盆栽へと昇華させます。それらの盆栽、草花を庭師が鉢の上に絶妙のバランスで配置し、石や置物で小さな日本庭園を作り上げます。3人のプロによって松竹梅の寄せ植えが作られています。
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