400年の歴史を誇る間舩農園に聞く！会津米の特徴と美味しさの秘密とは？
会津米の魅力をご存じですか？
豊かな自然環境の中で育まれ、全国的にも高い評価を受けている会津米は、その美味しさや粘り気、香りが特徴です。
実際に、数々の食味ランキングで特Aを獲得する実力を誇ります。
今回、会津美里町で400年続く伝統を守り続ける間舩農園の間舩さんに、会津米のおいしさの秘密や、気候や水、土壌の重要性についてお話を伺いました。
会津米がどのような環境で育てられ、その味わいがどのように生まれているのか、詳しくご紹介します。
会津米が誇る美味しさの秘密とは
会津米は、豊かな自然環境ー土壌、水、気候、空気—に恵まれて育つため、お米本来の美味しさが優れていることで広く知られています。
毎年開催される食味検定では、米の美味しさ、粘り気、香りなどが評価基準となり、ランキングが付けられますが、会津米はこれまでに何度も特Aを獲得してきました。
福島県全体の米の出荷量は全国でも上位に入り、その中でも会津米が占める割合は5割に達します。
また、間舩さんによれば、米の検査基準では通常1.85mmの粒が選別されますが、会津米は粒の大きさが1.9mmと、0.05mm大きいのが特徴とのことです。
粒の大きさが品質に与える影響についても、間舩さんは自信を持って語っています。
水温がカギ！お米作りに最適な水温とは
川の水を使ったお米の栽培では、水温が適度であることが重要です。
水温が低すぎても、高すぎても良くありません。特に、山と平坦部の中間地点では水温が安定しやすく、お米にとって理想的な環境が整います。
一方で、盆地の中間地点まで水が流れてくると水温が上昇し、肥料の溶け方や稲への養分供給に影響を及ぼす可能性があり、過剰な養分供給は稲にダメージを与える恐れがあります。
間舩農園さんでは、阿賀野川の清流を利用し、山と平坦部の中間地点に田んぼが多いため、適切な水温が維持されています。
また、この地域では雪国ならではのミネラルを豊富に含んだ雪解け水を活用している点も特徴です。
この雪解け水は稲に必要な養分を自然な形で供給し、より美味しいお米作りを支えています。
近年の夏の気温上昇は米作りに大きな影響を与えていますが、間舩農園さんでは水温の管理を徹底することで、自然環境を活かした米作りに取り組んでいます。
寒暖差が決め手！お米作りに最適な気温とは
農作物を育てる際には、昼夜の寒暖差が重要な要素となります。
多少の寒暖差があることで作物に適度なストレスが加わり、植物が防衛本能で糖分を蓄えやすくなるからです。
例えば、温度が高いと植物は生命維持のために蓄えた養分を使いますが、温度が低いとエネルギーの消費が抑えられ、昼間に作られた養分を夜に蓄えることができます。
このサイクルにより、夜が涼しい地域では、作物にしっかりと味が乗ると言われています。
お米に関して言えば、高温多湿が適しています。
会津は盆地であり、夏場には高温多湿の環境が整いやすく、米作りに適した気候条件が揃っています。
まとめ「伝統と自然が育む会津米の魅力」
400年の歴史を誇る間舩農園が手掛ける会津米。その美味しさの秘密は、豊かな自然環境、厳選された水、そして昼夜の寒暖差にあります。
土壌や気候、そして水温までを細かく管理し、代々受け継がれてきた農業の知恵が詰まったこのお米は、特Aを何度も獲得するほどの高い品質を誇ります。
粘り気と香り、そしてふっくらとした食感をぜひご家庭でお楽しみください。
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