史上初！岩手県産原料100％「つなぐビール」完成しました

2022年に岩手大学の学内カンパニー「岩手大学クラフトビール部」とともに発足した「つなぐビールプロジェクト」。このプロジェクトは岩手県内で拡大する遊休農地などを活用し、ビールの主原料である二条大麦の栽培拠点をつくり農地保全や農業の担い手不足解消を図るとともに、原料の生産（一次産業）からビールの醸造（二次産業）、販売（三次産業）へとつながる6次産業を確立し、ビール文化のさらなる醸成を目指すプロジェクトです。

史上初となる100％岩手県産原料のビールを製品化し、クラフトビールで地域課題を解決するというまったく新しい独創的なアプローチ。将来的には岩手県のビール消費量の1%を目指すことを目標に、生産農家さんと一緒になって栽培に取り組み、研究機関とも連携して新たな品種改良にも取り組んでいます。

ホップの生産量日本一として知られる岩手県ですが、同じくビールの原料である麦芽は約９割を海外からの輸入に頼っています。 そこで「つなぐビールプロジェクト」では、岩手県内の遊休農地を活用し大麦を生産することで、農地保全や担い手不足解消などを目指し、農業課題の解決に取り組んでいます。 また、このプロジェクトでは大麦を栽培するだけではなく、種子生産や研究機関での品種改良などにも継続して取り組んでおり、実際に麦畑を管理してくださる農家さんも一緒になって、県内での一貫した生産体制を構築してきました。

ホップは、ビールの液体に苦みや香りを付与するために使用され、防腐作用も併せ持つことから、ビール造りに欠かすことのできない大切な原料。ホップの種類や量、添加タイミングなどの調整はまさに醸造家の腕の見せ所であり、カレーのスパイスのように配合や使い方次第で味わいが大きく変わります。

岩手はホップの一大産地であり、遠野市などを中心にホップの栽培が盛んに行われています。そんな岩手県産ホップを贅沢に100％使用し、ドライホッピング（発酵中のビールにホップを投入し、より香りを引き出す製法）により、フレッシュで爽やかな香りを存分に楽しめる1本に仕上げました。

たくさんの人の想いをつなぎ、100％岩手県産原料でついに完成した「つなぐビール」。原料は、農家さんと一緒に育てた大麦と、ホップ生産量日本一を誇る岩手で栽培された希少な国産ホップだけ。低温でじっくり発酵させた麦のやさしい甘味が感じられ、すっきりドリンカブルな仕上がりです。 特別なドライホッピング製法で抽出したホップの柑橘香がぎゅっと詰まっていて、グラスに注いだ瞬間ホップ畑を連想させる華やかな香りが楽しめます。 これは単なるクラフトビールではなく、ビール麦の生産を通じた地域経済の循環と農業を守り続けるチャレンジであり、その想いを未来へつなぐという決意表明でもあります。 もしこのビールを選ぶことで、未来をちょっと良くすることができるとしたら・・・。 「安いから」ではなく「未来につながるから」選ぶ。皆さんの乾杯で共感の輪を広げてみませんか？

ビールの主原料は麦とホップ。伝統的な製法で醸されるベアレンのビールが、今と未来をつなぐことができるといったら夢想家と笑われるでしょうか。でも決して絵空事ではないんです。その理由は2つ。まずは、国内ビール業界では珍しいビール用大麦県産化の取組みを、農家さんとビールメーカーが協働しながら実現していること。圃場の麦踏みや種まきから収穫のお手伝いまで、まさに麦畑からグラスまで、生産農家さんとの関わりをもって原料を調達しています。 もう一つは、「つなぐビール」が産学官連携のプロジェクトとなっていること。種子生産者、大麦農家、地元の大学の学内カンパニー「岩手大学クラフトビール部」、東北農研機構、地域密着のビールメーカーが協力して原料の生産からビールの製品化を一貫して岩手県内で行う、地元原料100%にこだわった、地域を巻き込むプロジェクトです。遊休農地の利活用、地域資源の循環サイクル、農地保全等の農業課題の解決など、地域の力で新たな循環を生む点で、まさに社会・農業課題の解決モデルとなる可能性を秘めた新商品といえます。 不安定な情勢のなかで海外から安定的にモノが入ってくる世界が未来永劫続くとは限りません。私たちはこれを解決するための小さくもたしかな一歩を踏み出し、クラフトビールで未来を描くための具体的なアクションに移していきたいと考えています。「安いから」ではなく「未来につながるから」選ぶ。この共感の輪を一緒に広げてみませんか。

日々飲みたいものだから、未来につながるものを選びませんか。岩手県産原料100%で実現した、ヒトと想いをつなぐビール。しっかり味わいたい方にはこちらがおすすめです。

ホップが華やかに香る岩手県産原料100%ビールをまずはお試したい！という方にはこちらがおすすめです。