【ヒマラヤ岩塩】岩塩と海塩と湖塩は、なにが違うのか?
公開日:2024/11/05 更新日:2025/01/29梅研本舗で人気のヒマラヤ岩塩は、食塩アドバイザーである代表がパキスタンへ行き、直接採掘工場と粉砕工場と取引しております。パキスタン各地をまわり、高品質な岩塩を探しました。また定期的に他の現場の視察・調査も行い高品質岩塩の提供に努めております。
梅研本舗でもお客様からのご質問で
『岩塩と海塩ってどう違うの?』
という問い合わせを多くいただきます。
そこで、こちらの記事では岩塩と海塩の違いを徹底解説しましょう。
岩塩とは、海水の水分が蒸発して塩化ナトリウム(塩分)等が結晶化したものです。
主に地上の隆起した山などから採掘されます。
何万年、数億年の年月をかけて地球の陸地は動いています。
かつて海だったところが地殻変動によって隆起して地上に出てしまい、山となって閉じ込められているのです。
その間、水分だけが抜けていって、最後は塩分をはじめとしたミネラルだけが残ります。
やがて、人間がその岩塩鉱を発見して採掘し、私たちの手元に届いているのです。
私たちの手元に岩塩が来るまでには、数億年の長い年月を要しています。
岩塩のパッケージ裏を見てみると採取法が2つあることが分かります。
採掘法と溶解法です。
<採掘法>
岩塩鉱から採取した岩塩を洗浄しキレイにした後、用途に合わせて様々な大きさに粉砕したもの。
・良い点 人工的な加工を一切加えておらず、ミネラルの栄養素がそのまま残っている
・悪い点 凝固したミネラルなどの不純物が含有されている場合がある
<溶解法>
溶解法は岩塩を一度溶かして再度固めたり、水を岩塩鉱に流し込んで再結晶化したものです。
・良い点 不純物が無い
・悪い点 人工的に手が加えられているので品質管理に十分な注意が必要。採掘法に比べると栄養価が落ちる。
梅研本舗では自然由来にこだわっているので、扱っている岩塩はすべて採掘法です。
食塩として岩塩を買うときは「採掘法」か「溶解法」を商品パッケージか、インターネットの商品ページで確認してみてください。
海塩は、海からくみ上げた海水を乾燥させた塩化ナトリウム(塩分)等です。
採取方法はたくさんあります。
天日製塩法
イオン交換膜製塩法
揚浜式製塩法
など、同じ海水からくみ上げても製法によって、味や栄養成分に違いが出るのが面白いですね。
実は、世界の規模でみると岩塩の方が海塩よりもたくさん獲れていてシェアは大きいのです。
どれくらいかというと全生産量の2/3は岩塩になります。
残念ながら日本では岩塩は採れません。(見つかってないだけかもしれませんが)
だから私たちは海塩原料のお塩が普通だと思いがちですが、ヨーロッパなどに行くと岩塩イメージが強い方が多いようです。
塩の原料としてはその他に湖塩があります。
日本には存在しない塩水の湖ですね。
死海、カスピ海、ウユニ塩湖が有名ですね。
食塩としての生産量は岩塩や海塩原料の塩と比べるととても少ないです。
栄養価で比較すると
岩塩(採掘法)>海塩(精製法による)=湖塩(精製法による)
というイメージです。
ただ岩塩も採掘場所や粉砕の製造方法によって様々ですので、必ず岩塩の方が栄養価が高いとは言えません。
輸入ルートのしっかりわかる食品の安全評価のある商品を選ぶことが大事ですね。