お布団が届いたら-初回と日々の 取り扱い・メンテナンス方法

お布団を新しくご購入いただき、商品が到着した際に「思ったよりも薄い」「ペラペラで期待外れ」と感じられたことはありませんか？ これは、当店が取り扱う圧縮梱包されたお布団特有の現象です。 お客様に快適にお使いいただくためには、初回の取り扱い方法や日々のメンテナンスが重要となります。 そこで、今回はお布団のお手入れに関する情報をお伝えいたします。

圧縮梱包されたお布団は、輸送や保管の都合上、空気を抜いてコンパクトにされています。そのため、開封直後は薄く感じられることがあります。以下の方法で、元のふっくらとした状態に戻すことが可能です。 【陰干しを行う】 風通しの良い場所で、直射日光を避けて数時間陰干ししてください。湿気を取り除き、中綿が空気を含みやすくなります。 【軽く叩く】 お布団の表面を手のひらで軽く叩くことで、中綿に空気が入り、膨らみが戻ります。 【振って空気を含ませる】 お布団の端を持ち、上下に軽く振ることで、中綿がほぐれ、空気を取り込みやすくなります。 これらの作業を行うことで、お布団は徐々に本来の厚みと柔らかさを取り戻します。

新品の羽毛布団には、素材特有のにおいを感じることがあります。 これは、羽毛の油分や加工時の残留物が原因とされています。 においが気になる場合、以下の方法を試してみてください。 【陰干しを行う】 湿気の少ない日に、風通しの良い場所で陰干しすることで、においが軽減されます。 【布団専用の消臭スプレーを使用する】 市販の布団用消臭スプレーを使用すると、においを和らげる効果があります。 ただし、使用前に目立たない部分で試すことをおすすめします。 【布団クリーニングを利用する】 プロのクリーニングサービスを利用することで、においの原因を根本から取り除くことができます。 なお、臭いの感じ方にはかなりの個人差があります。 ある人が臭くてとても眠れないという臭いは、他の殆どの人には全く感じないという事も良くあります。 ご家族内でも個人差は激しいです。 単純に臭いに敏感・鈍感というベクトルではなく、臭い原因となる物質への感受性といったものが左右しているものと思われます。 予め臭いに関して敏感であると、ご自分で思われている場合は、生体を使用した材料の寝具。つまり、羽根、羽毛や羊毛などはご使用にならず、化繊などをご使用になられることをお薦めいたします。 また、動物性ではなく、植物性の天然繊維である綿や麻、化繊や染料の石油系のにおいに敏感であるなど、という事もございます。 ご自分の個性にあった原料のものをご検討くださいませ。

お布団のサイズが表示と異なると感じられる場合、測定方法に違いがあるかもしれません。 正確な寸法を確認するためには、以下の点に注意してください。 【測定位置】 お布団の端から端までを測定してください。 中央部分で測ると、正確な寸法が得られない場合があります。 【測定時の状態】 お布団を平らな場所に広げ、シワやたるみを伸ばした状態で測定すると、より正確な寸法が得られます。

敷き布団は、長期間使用すると中綿が圧縮され、へたりを感じることがあります。 以下の方法で、へたりを防ぎ、快適な使用感を保つことができます。 【定期的な陰干し】 湿気を取り除き、中綿の弾力性を保つために、月に1～2回程度、風通しの良い場所で陰干しを行ってください。 【上下・左右のローテーション】 敷き布団の同じ部分に負荷がかかり続けると、へたりの原因となります。定期的に上下や左右を入れ替えることで、均等に使用することができます。 【軽く叩く・振る】 お布団の表面を軽く叩いたり、端を持って振ることで、中綿に空気を含ませ、弾力性を回復させることができます。 【中のワタを引っ張り剥がす】 初回開梱時や、長年敷きっぱなしの万年布団などで、潰れた型が取れず、膨らみの改善が全く見られないの場合は、側より上下を摘まみ、中の硬ワタを引っ張り剥がすようにして、強制的にワタの潰れを直す方法が効果的な場合もあります。

ペットと一緒に生活していると、うっかりお布団の上で粗相をしてしまうことがあります。 そんな時の対処法をご紹介します。 【早めの対応が肝心】 汚れた部分を見つけたら、すぐに水で洗い流し、乾いたタオルで水分を拭き取ります。 【部分洗い】 汚れが広範囲でない場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で、汚れた部分を手洗いします。洗った後は、しっかりと乾燥させてください。 【プロのクリーニングを利用する】 自宅での洗浄が難しい場合や、においが取れない場合は、専門のクリーニングサービスを利用することをおすすめします。

お布団を長く快適に使用するためには、日々のお手入れが重要です。以下のポイントを参考にしてください。 【定期的な陰干し】 お布団は湿気を吸収しやすいため、月に1～2回程度、風通しの良い場所で陰干しを行いましょう。 【カバーの使用】 お布団にカバーを掛けることで、汚れやダニの侵入を防ぐことができます。カバーは定期的に洗濯してください。 【適切な収納】 使用しない期間は、湿気の少ない場所で保管し、防虫剤を使用すると良いでしょう。