シルバー925とは

銀が92.5％の純度という意味の表示で、一般的にシルバーアクセサリーで使われる素材です。 残りの7.5％は、銅や他の金属が割金として使用されます。 シルバー925の中でも、割金が銅だけで作られたものは「スターリングシルバー（価値ある銀）」と呼ばれます。 なぜ、このようにわざわざ別の金属を混ぜるのかというと、銀自体がとても柔らかい金属なので、別の金属を混ぜて硬くしているわけです。 柔らかすぎるとすぐ曲がってしまったり、セットした石が取れやすくなったりしますからね。

純度で銀の表示がかわり、代表的な割合には固有名詞がついています。 純度99.99％【Silver1000】純銀(Pure Silver) 地金インゴットですね 純度95.8％【Silver958】ブリタニアシルバー(Britannia silver)　一時イギリスの銀貨で使われていました 純度90.0％【Silver900】コインシルバー(coin silver)　各国の銀貨で多く使われる配合 純度83.5％【Silver835】ダッチシルバー(Dutch silver)　オランダの標準的な銀の規格

金属の中で最高の反射率（可視光の範囲で90％）を有し、独特の美しい光沢を放ちます。 一見似ているアクセサリーでプラチナやサージカルステンレス製がありますが、 銀のほうがより白く美しい輝きがあります。

貴金属とは金属の中でも特に産出量が少なく、希少な金属のことです。 地球上では8種類のみ。金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、オスミウムです。 だから金、銀、プラチナのアクセサリーには美しさだけでなく資産価値があるのです。

銀というよりは、銀イオンに殺菌作用があると証明されています。 銀が水に接する時に自然溶出する微量の銀イオンが水中の微生物を殺滅しているとのこと。 また、古代においても、水の腐敗を防ぐために銀の壺を用いたそうで、長い歴史における実績もあります。

純銀そのものは非常にアレルギーが起こりにくく、純金や純プラチナよりもアレルギーが起こりにくい安全な金属です。 シルバーアクセサリーは割金に使用される金属が原因でアレルギーが起こる場合が多いようですので、 何の金属が割金として使用されているか知っておくことは大切です。 アンシルでは割金に銅のみを使用しておりますので、銅に反応する方にはおすすめできません。 他店のシルバー925でも割金の金属が不明なものは注意が必要です。

銀は空気中の硫黄成分と反応して徐々に変色しますが、それも銀の醍醐味としてアンティーク化していく経年変化をお楽しみいただければと思います。 ただし、硫黄成分を含む温泉や塩素成分を含む洗剤などにつけると、黒く変色しますので決してつけないでください。 しばらく着用しない時はチャック付きの袋に入れて保管すると変色しにくいです。 変色しても以下のようなシルバー専用のクリーナーを使用すれば簡単に元の光沢が戻ります。ぜひお試し下さい。 　 ・シルバーポリッシュクロス（当店から不定期におまけとしてプレゼントしております） ・シルバーポリッシュ乳液状（チェーン ・シルバークリーン液体（チェーンや小物に最適、数秒でピカピカに）