ライラック乳酸菌をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
報道されております「紅麹サプリメント」の問題につきまして、多くの皆様がご心配されていることと存じますので、ライラック乳酸菌の安全性についてご報告させていただきます。
食品の安全基準では、1.リスクの把握と危機管理、2.リスクのコミュニケーション、3.監視と継続的改善、が重要とされています。
・安全な乳酸菌を使用しています。ライラック乳酸菌(バチルス・コアグランスlilac-01)は、50年以上の食経験がある有胞子性乳酸菌の一つで、BSL(バイオセーフティレベル)-1という、病原性のない菌種に分類されています。
・原料はすべて国産を使用し、受入検査を行っております。原料の製造元にもご協力をお願いして品質管理を徹底しています。培地を高温で滅菌した後に、無菌的に乳酸菌を接種しています。
・製造工程は、HACCP(食品の安全を確保するための衛生管理手法)の考えに則り、環境にある様々な菌種の特性を把握して、どのような条件で増殖して問題を引き起こすのかを常に考えて組み立てています。
具体的には、ライラック乳酸菌は、通常の食中毒菌が増殖しない温度で培養するために当初から考えて採取した高温菌で、なおかつできるだけ短時間で培養が終了する工夫を行っています。
培養液の乾燥においても、特別仕様の乾燥機を製作して、食中毒菌が増殖しない条件にて短時間で行っています。
製造後にはすべての機械とパイプ類を可能な限り分解し、洗浄・高温乾燥をしています。一部の機械と器具は滅菌後に使用しています。
当社では、可能な限りリスクを把握しています。製造工程でのささいな変化にも常に気を配り、社内のコミュニケーションを絶やさない工夫をしています。またお客さまへの情報発信に心がけています。
最終製品のチェックを行うことはもちろんですが、全てのロットについて製造工程の途中で5回以上の微生物検査を実施して、問題が起こったときの発生源の特定や蔓延を防ぐための体制を整えています。また継続的な改善を常に心がけて作業を行っています。
以上のように、当社では細心の注意を払い、常に安全かどうかを考え続けて製造していますので、安心してご利用いただきたいと考えております。
アテリオ・バイオ株式会社
代表取締役 三輪 一典