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筒井幸彦さんの山葡萄かごバッグ

公開日:2024/11/28 更新日:2024/12/05
自然素材で編まれたかごバッグのなかでも、ひときわ憧れるのは「山葡萄のかごバッグ」ではないでしょうか。 長野県在住の山葡萄かご作家である筒井幸彦さんが作られるかごは、ダイナミックな中にも温かみがあり、蔓の特性を生かした作風は、唯一無二と言っても過言ではありません。 このかごが、どのようにして作られているのかをご紹介します。
蔓が採取できるのは1年のうちで3週間だけ
山葡萄の木が生えているのは、山の標高が1000m以上の所の為、常に高いところへ移動しながらの採取になるそうです。大木に絡んだ蔓を木の天辺まで昇って採りに行き、切り落とす作業を筒井さんご自身がされています。 さらに、この採取時期が毎年梅雨時の3週間程と決まっており、その間に蔓の皮剥き作業も終えなければならないそうです。
採取した山葡萄の蔓は、外側の茶色い皮を鬼皮と呼び、この部分は使わず、幹に接している白い皮だけを編みに使います。 剥いたすぐは白い色をしていますが、乾くと茶色になります。 その皮をよく乾燥させて、ようやくかごの制作に取り掛かることができます。
山の工房で木型から制作されています。
自由で大らか。お人柄そのものの様なかご。
筒井さんの工房には、たくさんの木型が並び、新作の制作にも余念がありません。 自然の蔓の特性を生かし、節も個性で味わいと捉え、敢えてかごの正面に使われることも。その自由さが「筒井さんらしさ」であり、誰もが憧れる「山葡萄かご」に仕上がっていくのです。
カジュアルにも持てる山葡萄かごの魅力
ともすると和装のイメージだった山葡萄かごバッグが、筒井さんの手を経ることで、普段でも持ちやすいバッグへと変身しました。 強弱のある蔓が生み出す網代編み、丸く持ちやすい持ち手など、オリジナリティに溢れた作風が、他には無い強い魅力です。
細網代と太網代。どちらがお好みですか?
お客様からのご相談で一番多いのは、「太網代と細網代どちらが良いかしら?」というものです(笑)こればかりは、お好みで…としか申し上げられませんが、敢えて申し上げるなら太網代の方がより大胆に、よりカジュアルにお持ちいただけるかな?と思います。 結果、2個持ちされるリピーターさんも多く見えるのですが(笑)
季節を問わず持てるのも嬉しい山葡萄かご。
山葡萄の蔓は、枯れた風合いが魅力の一つでもあります。 この風合いも相まって、秋や冬に持つ山葡萄かごも格別です。 中に入れるあずま袋やチャームを温かみのあるものに変えても楽しいですね。
オーダーも受け付けています。
多少のお時間はいただきますが、大きさや持ち手の長さなど、オーダーもお受けしています。
あとがき
北アルプスを臨む場所で、筒井さんの籠は一つずつ丁寧に作られています。 自然から受けた貴重な恵みを、余すことなく使い作られた籠は、使うたびに温かみを持ち、手や身体に馴染んでいきます。 いつも傍らに置き、撫で、愛でていただくことで蔓は美しく光り育ちます。 どうか皆さんのお手元で、素敵なかごが育ちますように。