和室の畳替え、交換に置き畳は使える?オーダー加工について
公開日:2024/08/26 更新日:2024/09/03👋 畳マン六代目です!
この記事では、みんながよく悩む「サイズオーダーの置き畳」について、創業170年余、畳製作一級技能士としての経験をもとに詳しく解説します。
畳をオーダーする際のポイントや、通販の置き畳と和室の畳の違いについて知りたい方には必見の内容です。
ぜひ、この記事を読んで、あなたのお部屋にぴったりな畳選びをしてみてくださいね! 🌿
みなさんからよくいただく和室の畳との交換を目的とした「サイズオーダーの置き畳」に関する質問にお答えします。
これを読めば、畳についてもっと詳しくなれますよ!
「オーダーって、大きな畳をただ小さく切るだけ?」と聞かれることがありますが、実際にはそうではありません。
オーダーの畳の製作は、まずお部屋の寸法を正確に測ることから始まります。
この寸法に基づいて、芯材をカットし、その芯材に畳表を丁寧に張り付けて、四隅をきっちり仕上げます。
これで、お部屋にぴったり合う畳が完成するんです。
また、オーダー畳は、お部屋の形状や寸法に合わせて一枚一枚作られるため、既製品とは異なり、後からカットすることなく、そのまま部屋にフィットさせることができます。
畳表は織物なので、カットするとほつれてしまい、とても使用に耐えれる状態ではなくなります。
結論としては使用自体は可能です。
ただし和室の畳は、部屋の形状やサイズに合わせて1枚1枚違うサイズ形状にオーダーメイドされているため、通販で購入した置き畳を完全にフィットさせるのは難しいことが多いと思われます。
部屋の四隅が必ずしも直角ではないことや、木枠に微妙なクセがある場合には、設置が困難になることがあります。
しかし、置き畳は手軽に導入できる便利な選択肢です。
ただし、本来はフローリングの上に安易的に並べて使う商品ですので、和室の畳との交換は、お部屋によっては隙間ができたりそもそも入らなかったりするリスクがあることを考慮する必要があります。
うまく納められるか不安になる場合は、置き畳を使用することを諦めて地元のプロの畳屋さんに採寸や製作、設置を依頼するのも一つの方法です。
畳マン六代目もその道のプロですが、置き畳は通信販売のため畳マンがお客様の家にお伺いし採寸することは現実的ではありません。
もしご自身で採寸する場合には、いくつかの押さえておくべきコツがあります。
まず、部屋の四辺の寸法を測る際は、お部屋の端の壁から壁までの長さだけでなく、部屋の中央や各辺の中間地点でも測定し一番狭い寸法の箇所で置き畳を発注すること。
部屋の形が大きく歪んでいる場合は、この方法でも納まらない可能性があることをお気をつけください。
(その場合は、単なる長方形の畳ではなく台形のような畳を作る必要があり、一般の方には計測はかなり難しくなります)
また、メジャーも正確なものを使ってください。裁縫用のメジャーなどでは誤差が大きくなりがちです。
コンベックスと呼ばれるようなしっかりとしたメジャーで壁と並行にまっすぐに保つよう心がけると、誤差が少なくなります。
さらに、採寸した数値はミリ単位で記録し、間違いがないか数回測り直しをしてください。
そして、わからないことがあれば、遠慮せずに畳マン六代目に相談してください。
畳のオーダーには、正確な採寸と丁寧な作りが求められます。
もし置き畳についての疑問やご相談があれば、畳マン六代目がいつでもお手伝いしますので、どうぞお気軽にご連絡くださいね!