猫モデル:マロ
人モデル:y子
我が家のマロと、女性スタッフy子にモデルになってもらい、作業シーンのご紹介です。
本日のご紹介は手書きデザインについて。
当店ではプリントではなく、糸を編んでペットを描きます。
写真から編み図に変換するためにはデザインが必要です。
そのデザインは印刷で出すことはできません。
糸の数は2本~4本(商品による)
写真は数百万画素のドットで描かれていますが、
ニットは10cm四方で約6,000個の目で描きます。
その編み目に色を割り当てて・・・
という作業がデザインになります。
簡単に言うと、
印刷のような写真の自動変換ではデザインすることが出来ないのです。
そこで、手描きデザインが必要になるのです。
このようなペンタブレット(ペン型のマウス)を使って、
コンピューターでデザインします。
1つのドットが、1つの編み目になります。
このドットはグレーで編む。
このドットは白で編む…。
と言うように、ドットに色を割り当てていくのですが、
絵具や色鉛筆で絵を描いていくのと同じような感覚でデザインすることができます。
「私は絵心無いから…」
絵が苦手な人からは、こんな言葉も聞こえてきます。
「すごいですね」
なんていわれることもありますが、それほどでもありません(笑)
実はコンピューターにはレイヤーという機能があり、
写し絵のように紙を重ねて描く機能がついています。
ですから時間さえかて練習すれば、1年もすればデザイン出来るようになると思います。
私はもともと、絵を描くのが好きでした。
愛犬ムックの絵を鉛筆で描いてみたり、
友達のご家族の似顔絵を描いてプレゼントしたりしていました。
ですからなんとなくお客様の写真の補正などもできるようになり、
耳が写真から見切れていて写っていなかったり
首元のリードを消したりなど
簡単な修正はできるようになったのです。
デザイン学校に通ったわけでもなく
ただ好きなことをしていて、今の仕事になっていったという感じ。
皆さんのペット達も私たちの手で描かせて頂きます。
そして描かれたデザインを元に、糸を編み、ニットのぬくもりをお届け出来るよう頑張っています☆
店長:三浅俊幸
冒頭で紹介したy子と二人体制でデザインしています。