当店には様々な目的や想いを持って、お客様がいらっしゃいます。
プレゼント…、自分用…、お祝い…。
一人ひとりにかけがえの無いストーリーがあり、それをお聞きしながら作るのが私の役割だと思っています。
ある人は恋人への誕生日プレゼントだったり、家族や友人への結婚祝いだったりします。
またある人は亡くなったペットの思い出だったりします。
そういう人は、辛いお気持ちをお話しくださることもあります。
そのお気持ちを大切にしつつ、デザインのご相談をしています。
私達がお届けしているのは商品ではなく、「気持ち」「思い出」「絆」など、目には見えない大切な宝物だと思っています。
私は接客が苦手です。
糸を編んだり、ミシンを踏んだりペットのデザインをしている方が好きです。
過去にはペットロスで精神的に病んだこともありますが、そんな私でもこの仕事だけは大事にしなければと思い、治療後もあきらめずに続けてきました。
それは、お客様とのつながりがあったからです。
特にペットを亡くされた方からの作成依頼は、お客様のお気持ちを大事にしています。
お客様の中には、長文のメールやお電話でお話して下さる人もいます。
お客様の状況がどれほど深刻か伝わってきます。
私も同じ経験をしていますし、皆様のお気持ちを大事にして作成しています。
良い商品をお届けするのは当然だと思っています。
一番大事なのは、お客様に元気になって頂く事です。
皆様の支えになれるよう頑張っています。
2007年に家族で飼っていた愛犬を亡くしました。
人生最初のペットロスを経験。
当時の私とムック(ニューファンドランド犬)です。
愛犬の死後、もうペットを飼う事はないと思っていましたが、ご縁あって2015年から保護猫の里親になりました。
左がソラ。右がマロ。
2020年、マロ(右のキジトラ猫)が天国へ・・・。
マロは病気が見つかってからあっという間にいなくなり、人生2度目のペットロス。
この時、当時のお客様やリピーターさんがメールをくれて、私を支えて下さいました。
今は毎日お客様の作品を作ることがその恩返しだと思っています。