ペット 思い出 グッズ ペットメモリアルグッズ

皆さんはペットのメモリアルグッズ（思い出を形にしたもの）に何を求めますか？ ●写真をデザインする、 ●うちの子の毛や骨を使う、 ●立体的なぬいぐるみ ●価格の安さ 求めるものは人それぞれだと思います。 しかし皆さんに共通して言えることは 気持ちの支えになる物が欲しい のだと思います。

では、ペットロスの寂しい気持ちを支えてくれるものって どんなものがあるでしょうか。 私はこう思います。 それは「物」ではなく どんな思いが込められているか だと思うのです。 家族からプレゼントされたオーダーグッズであれば ペットロスの自分を気遣ってくれる「家族の想い」が嬉しいですよね。 友だちからもらったフォトフレームであれば 支えようとしてくれる友達の気持ちが嬉しいと思います。 自分でオーダーグッズを作る場合は 写真を選ぶ時に思い出を振り返ったり、 毛のストラップを作る時は 作家さんにうちの子を託したり、 そういう思いを募らせてメモリアルグッズは完成します。 その気持ちが癒しにつながるのだと思います。 私は亡くなった猫の首輪を残していて、 バッグにつけていつも持ち歩いています。 首輪についた迷子札（チャーム）にちょっと手が当たって金属音が鳴ると、マロ（猫）が首をぶるぶるっと振った時と同じ音がします。 そういう記憶（音）や、目から入る首輪の色、それらが気持ちの支えになっています。

私は糸を編み、お写真そっくりのメモリアルグッズを作っています。 お客様はこのように言われます。 「相談に乗ってくれてありがとう。」 私の仕事は物作りですが、 ただ物を作っているだけではありません。 お話ししたように お客様は「物」ではなく、「想い」を求めているからです。 色々な思いが込められた上での製作依頼なはずです。 ペットロスの人へのプレゼントかもしれません。 辛くてたまらない自分用かもしれません。 ですから、お客様からご事情をお話し下さった時は お話を全部お聞きして、 ちゃんと私の気持ちもお応えして、 相談に乗りながらデザインの打ち合わせや製作をしています。 お客様から言われたことがあります。 「正直、もっと安い商品でも良い。 　でも、私は三浅さんから買いたい。」 この言葉を貰った時はとても嬉しかった。 だから私はお客様からの相談をこれからも大事にしていきたいと思っています。 その思いがお客様に届き、レビューを拝見すると お客様の気持ちが綴られていて この仕事は大切にしなきゃといつも思っています。

お届け後に 「うちの子が帰ってきた」 「思わずお帰りと言ってしまった」 と言われます。 これが私にとって一番嬉しい瞬間かもしれません。 お客様の想いを形にできたと感じることが出来るからです。 メモリアルグッズは家に届いてから もう一度ペットとの生活が再スタートすると思っています。 ペットに話しかけていたように クッションに話しかけている人もいるはず。 辛いことがあった時、 話しかけている人もいるはず。 寂しい時、 クッションを抱きしめている人もいるでしょう。

こうして、これから先ずっと一緒にいられること。 それがペットのメモリアルグッズのもう一つの役割だと思っています。 ニットの良さは確かにあると思います。 ニットの温もり 高い技術 手描きデザインの温かみ でもそれらは商品の良さです。 それは最低限のものであって、 私が大事にしているのは ニットクッションを欲しいと思ってくれたお客様の気持ちや ペットへの愛情です。 その奥には これからずっと一緒にいたい という気持ちが込められているはず。 それを大切にしていきたいと思っています。

私もペットロスを経験し、 たくさんの方のお話を聞き、 作品作りをしています。 待って下さる皆様の事を考えつつ作成している時、 目に入るペットたちに癒されつつ作っています。 作品は「ペットたちからの贈り物」という気持ちで作っています。 ペットたちとお客様とを繋げる架け橋みたいなお仕事が出来れば幸いです。