ペットメモリアルグッズの作成/写真選びがペットロス乗り越えのきっかけに
公開日:2025/04/04 更新日:2025/04/04『会いたくて、会いたくて…』
『辛くて辛くてどうしようもない。』
ペットを亡くし、頑張って乗り越えようとしている人たちから
このような相談が届きます。
私はそんな皆さんのお話を聞きつつ、
メモリアルグッズを作り、
元気になっていく人たちと毎日交流させて頂いています。
今回のお話は
少しずつ元気になっていく理由のひとつを
ご紹介します。
ペットロスから抜け出し、元の生活に戻るには
色々な方法があります。
人によって効果的な方法は異なりますし、
逆効果になる場合もありますので
何が良いかはわかりませんが、
元気になっていく人たちを見てきた経験で
そのアイデアの一つをご紹介します。
私は糸を編み、
ペットのオーダーニット製品を作っています。
製作依頼を頂くときに
「ペットが亡くなり、辛くてたまりません」
というご相談を受けることも多く、
そのお話を聞きつつ製作しています。
お写真をもとにして作るオリジナル作品ですから
お客様にはお写真を選んで頂きます。
1枚だけ、一番気に入ったお写真を送って下さる人もいれば、
たくさん送って下さり、その中から一緒に選ぶ場合もあります。
その時、お写真の思い出をお話し頂くこともあります。
●うちに来た頃の写真です。
●この写真は必ず使いたいです。
●この写真とこっちの写真どっちが良いですか?
そういう相談をしているうちに、
少しずつ元気になっていく様子が見られます。
それにはこんな理由があると思うのです。
写真を見るのも辛い
という人もいらっしゃると思います。
そういう人は、今は無理せずにゆっくり過ごされるのが良いでしょう。
でもスマホの写真や動画ばかり見ているという人もいると思います。
そういう人は、写真を見ることで少しずつペットの死を受け入れる事が出来ていると思うのです。
写真を撮った時の事を思い出し、
家に来た時の事、
ドッグランに行った時の事、
雷が怖かった時の事
そんな日常があったことを思い出すことが出来るでしょう。
私はこれを、
「楽しかった数を数えている」
と思っています。
ペットロスの辛さは、ついつい悲しみの数を数えてしまいます。
●あの治療をしておけばよかった。
●もっと遊んであげればよかった。
●もっと長くいられると思っていた。
そういう後悔は悲しみの数ばかり数えてしまいます。
でも、写真を見て楽しかった数や
愛してあげた数を数えることが出来るようになってくると
幸せだったことを思い出し、
気持ちも前向きになってくると思うのです。
またふと辛くなる瞬間も戻ってきますが
その繰り返しで少しずつ元気になっていくのが
ペットロスの克服の道かなと思うのです。
私はペットを亡くした悲しみを
誰かと共有すると
少し楽になる経験をしました。
それは家族だったり
当店のお客様だったりしたのですが、
写真を選ぶ際、私と相談することで
ペットロスの辛さを少し分け合えるのかなと思います。
私に相談することで
独りで抱えていた辛さが和らいでくるのかもしれません。
実際に
「話を聞いてくれてありがとう」
「今まで誰にも相談できなかった」
と言われることもあり、
少しはお役に立てているのかなと思います。
お写真選びの際に私が何気なくお伝えした言葉が
お客様からすると、
とても温かな言葉だった
という場合もあるようです。
たくさんある写真の中から
どの写真を使おうかと探していると、
自分でも忘れていた写真が出てくると思います。
その時、一気に時間がタイムスリップした気持ちになり、
「懐かしい!」
「こんな写真あったんだ!」
「この時かわいかったな~」
と、新鮮な気持ちになれると思います。
写真を見返していたからこそ
感じることが出来る気持ち。
忘れかけていたペットの記憶を探してみませんか?
そして、出来ればスマホで見るだけではなく
写真を印刷してアルバムを作ってほしいと思います。
デジタルではなく
印刷された写真を実際に手に取ると
実はちょっと感動するってご存じでしょうか。
これを部屋のどこに飾ろうか、
どんなアルバムを買ってこようか、
そうやって色々考えることが、
亡きペットたちのためにまだしてあげられる事がある!
と思えてきて、
前向きになれるのです。
アルバムにコメントを書くのもお勧めです。
まるでペットに手紙を書いているような、
直接何かを伝えているような、
ちょっとあったかい気持ちになれると思います。
私は糸を編み、
ペットのオーダーグッズを作るのが仕事です。
でもお客様と交流していて、
物を作るのが仕事ではないと感じるようになってきました。
私が作っているのは
お客様の記憶や思い出、
愛情、絆、会いたい気持ち…
それらを形にしたものです。
その価値は誰にも決められるものではなく、
その作品を喜んでくれるのは世界に一人の飼い主さまだけですが
世界中で一番喜んで下さり、
お届け後は抱きしめて、
話しかけて、
ニットのぬくもりに包まれて、
ペットのぬくもりを思い出し、
そうして作品が完成していくものだと思っています。
『お帰り、また会えたね』
と言って頂ける作品を作れるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
私もペットロスを経験し、
たくさんの方のお話を聞き、
作品作りをしています。
待って下さる皆様の事を考えつつ作成している時、
目に入るペットたちに癒されつつ作っています。
作品は「ペットたちからの贈り物」という気持ちで作っています。
ペットたちとお客様とを繋げる架け橋みたいなお仕事が出来れば幸いです。